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ニコン 年間決算 (2023年4月-2024年3月) 発表 映像事業の営業利益は前年比で+43億円

ニコンが、年間決算 (2023年4月~2024年3月の実績) を発表しました。映像事業は、レンズ交換式カメラも交換レンズも販売台数が増加し大幅増収とのこと。

年間決算

映像事業においては、フルサイズミラーレスカメラ「Z 8」、「Z f」等を中心に、プロ・趣味層をターゲットとした中高級機及び交換レンズの拡販に注力しました。平均販売単価の上昇や円安効果もあり、当事業の売上収益は 2,797億37百万円、前期比23.2%増、営業利益は465億42百万円、前期比10.3%増となりました。※決算短信資料(PDF)より

ニコン映像事業 2023年4月~2024年3月 実績 ※()は前年度の実績

  • 売上収益 … 2,797億円 (2,271億円)
  • 営業利益 … 465億円 (422億円)
  • レンズ交換式デジタルカメラ … 80万台 (70万台)
  • 交換レンズ … 125万本 (116万本)

売上も営業利益も前年度の実績を上回っており、レンズ交換式カメラも交換レンズも前年度を上回る販売台数を達成している事が確認できます。製品単価が上がってきており、ここ数年の " 円安 " もカメラ事業にとってアドバンテージになっている模様。

基本的に利益率は利益÷売上x100で計算できるので、465÷2797x100を計算してみると映像事業の利益率は " 16.6% " になります。ニコンは中期経営計画(2022-2025年度) において映像事業は営業収益2,000億円、営業利益率10%を安定的に達成する事を目指しているので、順調に目標をクリアしている模様。

ニコン映像事業 今年度の見通し (2024年4月~2025年3月)

映像事業においては、デジタルカメラ市場は堅調に推移、特に中高級機市場は伸長すると見込まれます。※決算短信資料(PDF)より

各メーカーは利益率の高い中高級機に注力していますが、今年度も " 中高級機 " が売れ筋になりそうな印象。そろそろ「Z6III」の登場に期待したいところだし、「Z7」シリーズの後継機も計画しているのかどうか気になるところ。

ニコンが " RED " を子会社化し大きな話題となりましたが、数年後には ニコンxRED の新製品が登場しそうな感じなので、こちらも楽しみです。