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ニコン「RED社と " レンズ開発 " も含めた総合的な事業システムを提案」

PetaPixelが、NAB2025 ニコン 専務執行役員 映像事業部長 池上博敬氏 インタビュー記事を掲載しました。REDとの取り込みについて興味深い事を語っているので一緒に見てみましょう。

ニコン

我々はRED社と " レンズ開発 " も含めた総合的な事業システムを提案しています。シネマ業界においてヴィンテージ・ニッコールレンズの人気はよく知られており、RED社買収以前からシネマレンズのコンセプトやデザイン(設計)を独自に模索していました。しかしRED社との競業により我々は仕様的に明確な方向性を迅速に打ち出す事が出来て、よりダイナミックな動きとなっています。

ニコンのパワーズームを搭載した映像制作コンセプトのZレンズ「NIKKOR Z 28-135mm f/4 PZ」は、RED社買収前から企画・開発していたそうです。" Z Cinema " がすでに立ち上がっており「この勢いを維持しニコンとREDのコラボレーション(連携)を強化していきたい」とコメント。ニコンがRED社買収後、共同開発が出来るまで何年も掛かると思っていたそうですが、予想よりも早く進捗しているとのこと。インタビューの最後に池上氏は「我々の今後の新製品にご期待ください」と語っています。

これ以降はデジカメライフ雑談になります。

すでにニコンカメラにはRED監修 N-log用LUT「Creative LUT」が用意され、フラッグシップ機「Z9」を見て分かる通りファームウェアアップデートで動画機能も強化しつつあります。REDはZマウントのREDデジタルシネマカメラ「V-RAPTOR」と「KOMODO-X」を発表し、両社の今後の動向に注目したいところです。