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ニコンレポート(統合報告書) 映像事業の進捗状況と今後の取り組みを示唆

ニコンが2025年8月29日にニコンレポート(統合報告書)を公開しており、CEOメッセージの中で映像事業の進捗状況と今後の取り込みを示唆しています。

ニコン

映像事業
映像事業は、新製品「Z6III」、「Z50II」の販売が好調に推移し、レンズ交換式デジタルカメラ・交換レンズともに販売数量を伸ばしています。今後もフラッグシップモデル「Z9」の先進機能の他機種展開を進めつつ、交換レンズのラインアップを拡充し、堅調な中高級機市場のコアファンに加え、新規ユーザー、特に若い世代の顧客の拡大に注力する方針です。さらに、2024年4月に完全子会社化した米国RED Digital Cinema, Inc.との統合効果で、今後の市場拡大が予想される業務用動画市場での事業拡大と新たな収益源の獲得を進めていきます。※ニコンレポート CEOメッセージより

先日ニコンはZ CINEMAシリーズ「ZR」を発表しました。REDのカラーサイエンスを採用した動画指向Zカメラであり、製品ページを見てみると独立した " Z CINEMA " 項目が追加されているので今後さらに「Z CINEMA」シリーズが登場する可能性がありそうな予感。

ニコンは岩盤層と言われる顧客が存在しますが、やはり若年層の顧客拡大に注力する方針である事が伺えます。ちなみに現在の中期経営計画は2025年度までなので、2026年度に新しい中期経営計画が立ち上がります。