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オリンパス OM-D E-M1 を触ってきました♪ OLYMPUS Photo Festa 2013

先日オリンパスがフラッグシップ機 OM-D E-M1を発表し、心待ちにしていた「OLYMPUS Photo Festa 2013」が開催されたので早速OM-D E-M1を触ってきました。ちょっとしたハンズオンプレビューといったところでしょうか。

オリンパス OM-D E-M1

まず外観と質感なんですが、OM-D E-M1の実際の見た目と手に持った感触良いです。個人的には、現在使用しているOM-D E-M5よりしっくりきました。一番気になっていたグリップなんですが、何気に持ち易いです。まあ~この辺はリーク画像が登場した時の第一印象が悪かったので、その反動で良く感じるところもあるかも。実物見ちゃうとそんなにグリップの形状は気にならなくなりました。

デザインに関して聞いてみたのですが、" デザイン重視ではなく、使い勝手重視のデザイン " とのこと。「デザイン重視のカメラは見た目は良いが使い勝手が悪いので、ボタンの位置からボディ形状の細かいところまで何度も何度も微調整しながら仕上げました。」とおっしゃっていました。

OM-D E-M5はプニュプニュボタンでしたが、OM-D E-M1は解消されていて、あのボタンのフィーリングはOM-D E-M5ユーザーから指摘を受けていたそうです。あとVF-4品質のEVFがボディに組み込まれた事も大きいかと♪ ほんと大きくてドット感がないファインダーで、EVFに慣れきっちゃっているの自分にとっては、この点もポイント高しです。

オリンパス OM-D E-M1 骨格

DUAL FAST AFのコントラストAFと像面位相差AFの仕上がり具合も気になるところです。まあコントラストAFとマイクロフォーサーズレンズの組み合わせは、相変わらず爆速AFです。そして元祖フォーサーズレンズと像面位相差AFは、個人的にはこんなものかな~というのが第一印象。決して悪い意味ではないのですが、これまでのコントラストAFで元祖フォーサーズレンズの組み合わせのAFスピードと比べるとはるかに高速になっていて常用範囲なのは確かなんですが、個人的にマイクロフォーサーズの快適なコントラストAFに慣れきってると「こんなものかな~」と思ってしまうのです。あと元祖フォーサーズレンズ自体のAFパフォーマンスも影響するので個体の影響もあるかも。(ちなみに使用した元祖フォーサーズレンズは、12-60mm SWD と 50mm マクロ)

像面位相差AFに関しては、E-3やE-5ユーザーさんが試してみた感想が一番正しいかも。すでにPEN E-P2からマイクロフォーサーズに完全移行しちゃったので、Eシステムの位相差AFの感覚って自分には残ってないんです…^^;

レンズ絡みでいうと同時に発表された M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO も試してみたんですが、いや~これちょっと試しただけで欲しくなっちゃいました♪ どの焦点距離でも20cm接写できるのですが、それを試してみるとF2.8だけにボケ味も柔らかくて、幅広いシーンで使えそうなズームレンズでマイクロフォーサーズユーザーさんなら直感しちゃいそうな仕上がりです。このイベント使用しているOM-D E-M1も12-40mm F2.8も製品版ではなく、12-40mmのズームリングのフィーリングはもっと良くなるそうです。

マイクロフォーサーズレンズも追尾AFの場合、像面位相差AFの恩恵を受けますが、会場で試してみたところ、思っていたより食い付きが良い印象。(会場にBMXに乗って動いているモデル(?)さんがいるので試せました)

基本性能の一部分はPEN E-P5と同じなので、以前その辺のところはE-P5のイベントで聞いたので、今回は新機能を中心に色々スタッフさんに伺ったのですが、「カラークリエーター」は面白いし可能性を感じました。説明を受けて使ってると実際に色々なシーンで試行錯誤する必要性を感じるのですが、自分なりの色味を作れるし、あとはスマートフォンの写真編集アプリ的なフィルターも作り出すことが可能かと(アートフィルターとは違う世界観)。写真家 清水哲朗氏がイベントでこの「カラークリエーター」を使用した作例を何枚か見せてくれましたが、何気にちょっと彩度抑え目の作品が印象的でした。彼曰く、最初はどう設定して良いか分からないと思うが、ちょっと使っているうちに、この設定良いんじゃないの?というような設定が見つかるそうです。

清水哲朗氏のイベントでは、ローパスレスの影響で色のヌケが良くて、青空を撮っただけでこれまでのオリンパス機との違いを感じるとのコメントもありました。

OM-D E-M5にグリップを付けただけのような大きさですが、元祖フォーサーズレンズを装着してもバランス良く持てるボディだな~と実感です。

会場は、フォーサーズレンズ&マイクロフォーサーズレンズ共に試すことが可能ですが、みなさん最初は12-40mm F2.8を試したいのかこのレンズの本数が足りず、混んでいる時はちょっとレンズが回ってくるまで待つときもあるかも。あとSDカードを持参すれば、撮影した画像は持って帰れるそうです。