オリンパス 寺田氏 OM-D E-M1 Mark II インタビュー記事が登場
フォトキナ 2016が開催され国内外の映像系メディアがレポート記事やインタビュー記事を掲載しつつありますが、ePHOTOzineが、オリンパス 寺田利之氏 インタビュー記事を掲載しました。
- センサーに関しては、解像度とノイズ耐性の最適なバランスを注視していて、総合的な画像品質が重要になってくる
- 現時点で2000万画素が(マイクロフォーサーズ機にとって)ベストなセンサーで、それ以上の画素数のセンサーはノイズが増えてしまう
- 画像品質が得られるのであれば将来的に高画素センサーを搭載する可能性はあるが、我々は画素数競争には興味がないのだ
- 50Mハイレゾショットと25Mハイレゾショットは、どちらも8回シャッターを切る仕様となっている
- 市場の要望は分かっているが、ハイレゾショットはまだ手持ち撮りできない
- PEN-Fとは違う2000万画素 Live MOS センサーで、像面位相差が採用されている
- 新描画エンジン TruePic VIIIを採用した事により、OM-D E-M1 よりも1段分ノイズ耐性が向上している
- したがって OM-D E-M1 ISO3200 と OM-D E-M1 Mark II ISO6400 が同等画質になる
- ダイナミックレンジは、ISO200時 OM-D E-M1 Mark II 4.2段、OM-D E-M1 3.8段、キヤノン EOS 7D Mark II 3.5段、富士フイルム X-T1 3.5段で競合機と比べてみても優れている事が分かる
- 5軸シンクロ手ぶれ補正で6.5段分の効果、5軸手ぶれ補正機構のみで5.5段分の効果を実現している
- OM-D E-M1よりも2倍のバッファ(メモリ)、3.5倍高速なプロセッサを搭載し、読み出し速度も3倍に高速化し、UHS-II カードを採用する事によりカードへの書き込みも高速化している
- レンズ自体のフォーカシング・システムに左右するが、パナソニックを含むすべてのマイクロフォーサーズ用レンズは、改善されたAFシステムの恩恵を受ける (アダプター経由で使用するフォーサーズレンズも)
- メニューはアップデートしバッテリーライフもOM-D E-M1よりも向上している
- デジタル一眼レフユーザーは、小型なシステムを求めている、しかも高速連写が可能なシステムを
- APS-Cもしくはフルサイズユーザーであるかどうかは関係なく、彼らはOM-D E-M Mark IIの恩恵を受ける事になる
- 小型なシステムが必要な場合OM-D E-M1 Mark IIを選択する事になるだろうし、OM-Dシステムを購入し、結局家でフルサイズ機が眠っている多くのユーザーを見てきた
- 価格は、地域的なものや英国のEU離脱問題などの世界経済状況に左右するが、OM-D E-M1より少し高くなる
- 現時点で大きなセンサーを採用する予定はない、マイクロフォーサーズは高画質でコンパクトで携帯性の高い優れたソリューションなのだ
ざっくり抜き出すとこんな感じでしょうか。すでに別のオリンパス・インタビュー記事も登場しつつあるので、合わせて読むとOM-D E-M1 Mark IIがどのようなフラッグシップ機に仕上がっているのか見えてきます。あとデジタル版 TRIP 35 カメラの計画の有無の質問に対して " NO " と否定しています。