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オリンパスが、中国生産を停止へ 生産をベトナムに集中 市場縮小と設備の老朽化

オリンパスが、中国現地法人 OSZの操業を停止し、生産をオリンパス・ベトナムに集中させる事を発表しました。デジタルカメラ市場の縮小と、OSZの稼働率低下そして設備の老朽化を理由に挙げています。

プレスリリース「連結子会社(映像事業の中国生産子会社)の操業停止に関するお知らせ(PDF)」によると…

操業停止の理由

当社は 1991 年 12 月、中国・深圳市に OSZ を設立し、デジタルカメラ事業関連製品の製造を行って きました。しかしながら、スマートフォンの普及に伴いデジタルカメラ市場が急激に縮小しており、OSZの稼働率が著しく低下し、また、設立から26年が経過し設備の老朽化も進み、OSZの競争力を維持することが極めて困難な状況となっております。

これまで当社は、デジタルカメラ事業関連製品をOSZとベトナム・ドンナン省にある Olympus Vietnam Co., Ltd.(以下、「オリンパスベトナム」といいます)の2拠点で生産してまいりましたが、 上記の状況に鑑み、OSZ の操業を停止し、生産をオリンパスベトナムに集約することを決定いたしました。これにより、生産効率、収益性を向上させ、デジタルカメラ事業のグローバルでの競争力強化を 図ります。プレスリリースより

2018年5月7日(月)の当社取締役会決議を経て同日にOSZの操業を停止したとのこと。連結業績に与える影響に関しては、5月11日(金)の2018年3月期決算発表時に詳細を告知するそうです。

オリンパスは、すでにコンパクトデジタルカメラのラインアップを絞っていて、マイクロフォーサーズ機に関してもライフサイクルが長くなっている状態なので時間の問題だったのかもしれません。ちなみにニコンも2017年10月に中国工場を閉鎖しています。

あとこの工場の件があって、新型カメラの動きが鈍かったのかも。