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オリンパス 中国からベトナム工場への設備移管に際して生産能力が短期的に落ちる事を示唆

オリンパスは先日中国におけるデジタルカメラ生産を終了させベトナム工場に集約していく事を発表しましたが、2018年3月期 決算説明会の質疑応答の中で中国からベトナムに移管したものに関しては、順調に生産が開始されるまでダウンタイムの影響が短期的に出てくると説明しています。

オリンパス 2018年3月期 決算説明会資料

決算説明会資料には掲載されていませんが、動画で配信されている決算説明会映像で確認できます。再生リストの中の " 質疑応答2 " で説明していて、これまで中国製品していた製品に関しては設備移管・生産の立ち上げにより生産能力が短期的落ちるようで、ひょっとすると一部製品が品薄になるかもしれません。ちなみにフラッグシップ機 OM-D E-M1 Mark IIはベトナム製で、12-100mm PROなどは中国製だったような記憶が。

今後の新製品発表は、ベトナム工場の稼働状況で変わってくるのかどうか気になるところです。

" 質疑応答4 " では、映像事業のマーケティングに関した質問が出るものの「引き続きマイクロフォーサーズシステムならではの小型化・モビリティの優位性を訴求する」と答え、これまで通りのマーケティングで行くことが伺えます。競合他社がミラーレス市場で先発のオリンパスより業績を伸ばし抜かれている事を指摘され、「画像など現時点で他社が優位なところは技術の進歩によって追い付いていけると考えている」と答えています。