オリンパス フルサイズはまったく考えておらず研究開発はMFTにすべてを注ぎ込む模様
Imaging Resourceが、オリンパスの今後の製品展開に関する興味深い記事を掲載しました。フォトキナ 2018でもオリンパスはマイクロフォーサーズで行く事を明らかにしていましたが、フルサイズミラーレス規格はまったく考えておらず、研究開発はマイクロフォーサーズにすべてを注ぎ込み、明確な製品戦略がある模様。
タイトルに「*HECK* no! |ノーに決まってるでしょ!」という表現が使われていて、10月にニューヨークで開催されたPhotoPlus 2018で米国オリンパス Aki Murata氏から聞いた今後のオリンパスの展開に関する話を紹介しています。純粋なインタビュー記事にはなっていないので、一部をピックアップしてみようかと。
パナソニックが、Lマウント フルサイズミラーレス機を2019年に市場投入し、結局オリンパスもフルサイズミラーレス市場に参入するのではないか?という憶測は今でも残っていますが、今回のインビューで「単に無いだけでなく、本当に無い(seriously no!)」とコメントしています。
オリンパスカメラのDNAは「小型軽量そして究極の信頼性」であり、研究開発(R&D)費を第2のマウントシステムに回すのではなく、コンパクトで頑丈な極めて高性能なボディを作り上げる事にすべての開発能力をつぎ込んでいると伝えています。OM-D E-M1 Mark II以降大物機種は出ていませんが、開発は続いており将来的に大物機種が出てきそうな雰囲気が漂う記事に。
Imaging Resourceは「私が話したどのメーカーよりも明確ではっきりした製品戦略を持っていると言わざるを得ない。」「オリンパスが次に投入する新製品を待つことが出来ない!」と掲載していて、今後の展開に関して詳細な戦略を聞いた事が伺えます。最近話題になっている " OM-D E-M1X " の事なのでしょうか。
あとパナソニックのマイクロフォーサーズ機の展開にも少し触れていて、パナソニックは今後もマイクロフォーサーズ機を続けるものの、軸はLマウントとなりマイクロフォーサーズの開発ペースは落ちるのではないか?と推測しています。