オリンパス「MFTの強みを生かしさらに小型化・軽量化したシステムを検討中」
ニュースイッチ(日刊工業新聞)が、今後のカメラ事業戦略を伺うインタビューシリーズ第4弾 オリンパス 杉本繁実執行役員映像事業長 インタビュー記事を掲載しました。
日本にも生産移管
- 中国の深センに交換レンズの主力工場を置いていたが、ベトナムや日本に生産移管した
- 18年は構造改革に集中するために商品発表が思うようにできなかったが、ようやく新製品を出せる体制になった
ベトナム生産移管の影響で、ほとんど新製品を発表できなかったオリンパス。日本国内にも生産移管しているそうで、一部のPROレンズに関しては国内生産されるのかな?と想像してしまいました。
2019年度の目標
- 新しいボディーやレンズを複数発表していきたい
- レンズは19年度から毎年継続して複数本を発表する方針
- 工場では生産効率を高めて原価の低減に取り組む
オリンパスは決算時に「下半期より複数の戦略製品を投⼊」する事を示唆していたので、今回のインタビューでも同様の事を語っているので計画通り市場投入されるのではいでしょうか。現在「OM-D E-M5 Mark III」の発表が期待されています。
カメラ・ラインアップの方向性
- 製品ラインアップのバランスはいい
- エントリーモデルとハイモデル、その中間の3領域で引き続き製品を出していく
- マイクロフォーサーズの強みを生かして、今以上に小型化・軽量化したシステムも検討している
マイクロフォーサーズ規格を生かしたさらに小型・軽量化したシステムを検討している事を明かしています。これまで通りハイエンド・ミドル・エントリークラスの構成を変える事なくラインアップを展開してく模様。あとレンズに関しては、マイクロフォーサーズだけに超望遠レンズの優位性も語っています。
ちなみオリンパスのレンズロードマップを見てみると…
- 望遠ズームレンズ 2本 ※PRO
- 広角ズームレンズ ※PRO
- 標準ズームレンズ ※PRO
- 大口径単焦点レンズ 複数本 ※PRO
- M.ZUIKO ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
- 超望遠ズームレンズ ※無印
…を予定しています。
オリンパスは、10月下旬~11中旬にかけて全国5都市で「OLYMPUS Photo Festa 2019」を開催予定で、新製品発表はこのイベントに向けて行われる可能性が高いのではないでしょうか。