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OMデジタル「8-25mmF4PROは撮影テストを行っている状況」「開発するモノは沢山ある」

OMデジタル(OLYMPUS LIVE)が、「M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO 徹底解剖 写真家×開発者 クロストーク」をYouTubeに公開しました。その中でレンズロードマップ上で予定されている「M.ZUIKO 8-25mm F4.0 PRO」に関して触れており、興味深かったポイントをピックアップしてみました。お付き合いください。

M.ZUIKO 8-25mm F4 PROについて ※14:24あたりから

レンズロードマップ
  • 去年の11月に発表したレンズロードマップになるが、左上の方に新しい数字が入ったレンズがあると思う
  • 「8-25mm F4.0 PRO」になり、本当に試作を進めている段階
  • 私も実際に試作機を使って撮影をしている
  • やはり35mm換算 : 16mmの超広角から50mmまでの焦点距離は、非常に使い勝手が良いレンズ
  • 光学3.1倍のズーム領域は小さいと思うかもしれないが、超広角域の画角差は大きい
  • そういう意味では、非常に高倍率のレンズと言えると思う
  • マイクロフォーサーズだからこそ出来たレンズであると考えている
  • 是非楽しみにして頂けたらと思う

Q : 会社が変わりましたが? ※15:58あたりから

  • 会社が変わったからといってレンズ開発のスピードは変わらない
  • 1月1日から「OMデジタルソリューションズ」として新しい会社でスタートしているが、我々がお客様に届けたい価値は、フォーサーズ・フォーマット、マイクロフォーサーズの強みを活かした「小型・軽量・機動力」である
  • お客様が、これまで撮れなかったシーン、諦めたシーンを提供する価値は変わらない
  • オリンパス時代から開発を進めていた新製品も粛々と開発を進めている
  • 是非、安心していただけたらと思います

Q : M.ZUIKOレンズラインアップは超広角から超望遠まで揃いましたが? まだまだ予定しているレンズはあるのでしょうか? ※16:30あたりから

レンズラインアップ
  • 先程の繰り返しになってしまうが、やはり顧客や写真家が撮れなかったシーン、諦めていたシーンが撮れるレンズ・システムを提供したい
  • まだまだ開発しなければいけないモノは沢山ある
  • 写真家や顧客の声に応える製品を造っていきたいと思う

 

映像の前半は「M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO」に焦点を当てていて個人的に興味深かったポイントをいくつかピックアップしてみました。

スペック上の防塵防滴性能は「IPX1」であるが、それ以上にはるかに厳しい環境テストを行っている ※11:34あたり

テスト
テスト

保護等級1級(IPX1)のレベルは雨がポタポタと垂れる程度で、実際にOMデジタルがテストしているのは上記のスクリーンショットで見て分かる通りレンズを洗っているかのようなレベルでテストを行いボディ内に浸水していなか確認し、レバー部分もチェック済みとのこと。

有料カスタマイズサービスを2つ用意

カスタマイズサービス

通常モデルの内蔵テレコンバーター切り替えレバーは右側に配置されていますが、有料カスタマイズサービスで位置を左に変更可能とのこと。(プレミア会員 90,000円+税 / スタンダード会員 100,000円+税)

もう1つは、元々三脚座は90度回転するごとにクリックする機構になっていますが、それを静音なデクリック機構に変更可能な有料カスタマイズサービスとなっています。(プレミア会員 19,800円+税 / スタンダード会員 22,000円+税)

高い基本性能

マクロ性能
手ブレ補正効果

「M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO」は、最初から寄れる事が設計条件に入っておりテレマクロ撮影性能が高い事や、シンクロ手ブレ補正機能の手ブレ補正効果の高さをアピールしています。圧倒的な手ブレ補正 35mm換算 : 300mm 8段 / 1000mm 6段 / 2000mm 5段分効果を有しているとのこと。あとギリギリまで操作性や形状そして材質まで煮詰めていった開発秘話も披露しています。