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ImagingResourceが「OM-1」ラボ画像を公開 E-M1 IIIとISO高感度域を比較

Imaging Resourceが、OMデジタル「OM SYSTEM OM-1」ラボ(スタジオ)画像を公開しました。「OM-D E-M1 Mark III」とISO高感度域 ISO6400 / ISO12800 / ISO25600 の仕上がり具合を100%等倍で比べてみました。

初期設定のカメラ内補正が効いたJpegファイル同士で100%等倍の状態で比較した画像見ていきましょう。

ISO6400

ファームウェアアップデート

両機は2000万画素センサーを搭載していますが、「OM-1」は最新の 2037万画素 裏面照射積層型 Live MOS センサーを搭載、「OM-D E-M1 Mark III」が2037万画素 (表面照射型) Live MOS センサーを搭載しています。

ISO6400時点で「OM-1」の方が解像感がある事が伺えます。「OM-D E-M1 Mark III」の方は模様のエッジ部分がにじみというかぼやけ始めている事が分かります。

ちなみに「E-M1 II」の搭載センサーはソニー製 IMX270 である事が分かっており、おそらく「E-M1 III」も " IMX270 " をベースにカスタマイズしたイメージセンサーを搭載していそうな予感。「OM-1」の方は " IMX472 " をベースにしたセンサーを搭載しているのはないか?と言われています。

ISO12800

OM-1

この領域になると差は明らかに。「OM-D E-M1 Mark III」の方は、全体的に飽和しソフト描写に。彩度というか発色も落ちてきているように感じます。今回はJpegで比較しているのでイメージセンサーだけでなくカメラ内補正の処理(補正)能力も考慮する必要はありますが、「OM-1」の方が解像感が上がっている事は間違いなさそう。

ISO25600

OM-1

ISO25600になると「OM-D E-M1 Mark III」の方はさらに飽和し溶け始めている印象で発色もかなりくすんできた感じ。「OM-1」は模様のエッジ部分のにじみを意識し始めるレベル。「OM-1」のISO感度耐性は「OM-D E-M1 Mark III」より1~2段分ぐらいは向上していそうな印象です。

今回Jpegで比較しているのでノイズが大きく補正されておりノイズ感には触れませんでした。今後dpreviewも「OM-1」ラボ(スタジオ)画像を公開してくれると思うので、その時にRAWで比較してみようと思います。RAWだともう少し低感度の領域でリアルな差が出てくるのではないでしょうか。

これは私個人の感想なので、違う意見や感想を持った方もいると思います。そういう時は皆さんの判断が正しいのでその意見や感想を優先してください。