ホーム > カメラニュース 2022 > OMシステム「40-150mmF4.0PRO」はF4通しの良さがある汎用性が高い望遠ズームレンズ

OMシステム「40-150mmF4.0PRO」はF4通しの良さがある汎用性が高い望遠ズームレンズ

PhotographyBlogが、OMシステム「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0 PRO」レビュー記事を掲載しました。「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0 PRO」はF2.8通しではないが、F4通しならではの良さがあり、汎用性が高い望遠ズームを望んでいる方にかなりお勧めレンズであると評価しています。

M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0 PRO レーティング ※5点満点

  • 総合評価 … 4.5 かなりお勧め機種に選出
  • デザイン・設計 … 4.5
  • 機能 … 4
  • 使い勝手 … 4.5
  • 画像品質 … 4.5
  • 価格 (金額に見合う価値) … 4.5

評価・結論

「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0 PRO」は、フラッグシップ・ズームレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO」に代わる小型軽量かつシンプルでより安価なF4バージョンの登場で多くの愛好家にとって実に理にかなった製品に仕上がっていると第一声。

オリンパスがこれまで作った中で最もエキサイティングなレンズではないかもしれないと解説。しかしF値可変ではなくF4通しである事は全体的な品質において大きなステップアップであるとのこと。「OM-1」と同じ防塵防滴 IPX3 性能を備えている事にも触れています。小型軽量カメラ「OM-D E-M5 Mark III」との組み合わせは800gを切る模様。

光学性能において、中央部・周辺部のシャープネスは焦点距離全域、150mmにおいても非常に高いレベルを実現しており、(F4通しのレンズだけに)どの焦点距離でも絞り込む必要はなく、フレーム全体で心地良いシャープネスを得る事ができると解説。ただし「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO」のようなクリーミーなボケ味は得られないと指摘。

色収差はほぼ無いと言って良いレベルで、周辺減光は問題になる事はなく、歪曲はソフトウェアアルゴリズムにより非常に良く自動的に補正されるとのこと。唯一顕著に出る光学的な問題は、太陽に向かってダイレクトに撮影した時に出現するかなり目立つフレアであると指摘しています。

このレンズはレンズ内手ブレ補正機構(OIS)を搭載していないので、ボディ内手ブレ補正機構(IBIS)を搭載していないパナソニックカメラ・ユーザーにとって実用的ではないと解説。オリンパスカメラ・ユーザーは、新しい「OM-1」を含めほとんどのマイクロフォーサーズ機に優れたIBISを搭載しており、その恩恵を受ける事は明らかであると掲載。

「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0 PRO」は、F2.8レンズのように何から何まで付加価値機能が搭載されている訳ではないが、F4通しというカタチも良いところはたくさんあると評価。このカメラは汎用性が高い望遠ズームを望んでいる方にかなりお勧めレンズであり、(手に入れるために)一所懸命働く事も貯金を切り崩す事もないレンズに仕上がっていると結論付けています。