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OMデジタル「OM-1ジュニア」「OM-1X」「PEN-F」「レンズリニューアル」を語る

Gizmomo freaksが「OM-5」発表に連動したOMデジタル グル―バルマーケティング マーケティングストラテジー アソシエイトエキスパート 小山弘樹氏 インタビュー動画を公開しており、今後のOM SYSTEMのロードマップが見え隠れします。個人的に興味深かったポイントをピックアップしました。

お馴染み写真家 桃井一至氏が、「OM-5」の話だけでなく今後のOM SYSTEMの展開についてもMFTユーザーが聞きたい事を小山氏に切り込んでいく展開で興味深い内容となっています。小山氏は言える範囲で語っているもののOM SYSTEMのロードマップが見え隠れする印象です。

Q :「OM-1 ジュニア」的な製品にも期待しているのだが?

A :「OM-1 ジュニア」的な製品を期待されているご要望は感じています。そこは何でしょうね…(笑い)…楽しみに待って頂ければと思います。

多くのMFTユーザーさんは「OM-5」が " OM-1 ジュニア " 的な機種になると期待していた方は多いのではないでしょうか。「OM-5」は「OM-1 ジュニア」的な機種ではありませんでしたが、それが「OM-5 II」になるのか、また別の機種になるのか気になるところ。

Q : 現行ラインアップはすべて2000万画素クラスでそこに狙いはあるのか?

A : 画素数を増やすと撮影の処理時間やノイズ耐性など気にする必要があります。我々としては、いたずらに画素数を求めるというよりも撮影全体のバランスやリズム感などを踏まえながらセンサーの画素数を決めているところが背景にあると思います。

Q : 高画素モデルや動画強化モデルの展開は?

A : そうですね~中々言い難い部分はあるのですが(苦笑)…現行ラインアップ 松竹梅のカメラ以外のお客様にも我々のカメラを使って頂きたいと思います。例えば動画の場合、我々の強みである手ブレ補正や防塵防滴は絶対に活きると思っているので、今までの軸が違うところの(新たな製品)は、もちろん検討はしています。

将来的に高画素機や動画志向カメラが登場するのか…コロナ禍においてスケジュールを立てるのが難しいと思いますが、競業他社に追従するのか、あくまでも独自路線で突き進むのか注目しているMFTユーザーさんは多いのではないでしょうか。

Q : 被写体認識AFの評価や進化は?

お客様の期待が強く、これで終わりという事ではなくて、さらに認識被写体を増やしたり精度を上げるなり、そういったところを継続し検討は進めています。

Q : OM-D E-M1Xライン 今後の展開は?

A : お客様からすごくご期待や要望を頂いています。我々もあれで満足している訳ではなく、どういったカタチになるかは別として「OM-1」をさらにパワフルにした商品はお届けするために頑張っている。

現時点で「OM-D E-M1X」直系の後継機になるのかどうか分かりませんが、「OM-1」をさらにパワーアップした機種を開発している事が伺えます。「OM-1X」になるのか、新たなコンセプトの新型機になるのか注目です。

Q :「PEN-F」ライン 今後の展開は?

A : お客様のアンケートを見てみるとデザインやプロファイルコントロールなどをすごく評価して頂いています。そういった点を踏まえて今後の「PEN」シリーズをどうやって進化させていくか正に検討している最中です。

以前から新たな「PEN-F」への期待がありますが、2人のやり取りの見てみると「PEN-F」は収益に繋がっていない事が大きな壁になっている印象。

Q : レンズII型 リニューアルの動きは?

A : すでに発売しているレンズについては、OLYMPUSブランドからOM SYSTEMブランドに順次変更していく計画を立てています。その動きに合せて必要なレンズに対してはリニューアルをしながら変更していく事は計画の中で考えていく。

OMデジタルはすでにブランド名を「OLYMPUS」から「OM SYSTEM」に変更していく事を告知済みですが、どうやら主要レンズに関してはブランド名変更に連動してリニューアルを計画している事を明らかに。加えて先日開発発表した「M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO」は、2023年のそれなりに早い時期に登場しそうな事を匂わしています。

発表されたばかりの「OM-5」がどのような機種なのかも語っているので見て損はないインタビュー動画なのでお勧めです。