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M.ZUIKO 90mm F3.5 Macro F値がF2.8ではなくF3.5になった理由を明らかに

Gizmomo freaksが、OM SYSTEM「M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO」インタビュー動画を公開しました。その中でOMデジタル 製品開発 弓削一憲氏が、90mmマクロのF値がF2.8ではなくF3.5になった理由を明らかにしています。

8:59あたりから写真家 桃井一至氏が「焦点距離が90mmでF値がF3.5ですよね? 大体 他社を見渡すと開放F値が " F2.8 " の製品を見かける気がします。」「37年前に登場したオリンパス90mmマクロは " F2 " となっており、相当尖がっていたレンズだと思うのですが、なぜ今回は " F3.5 " に落ち着いたのでしょうか?」という質問に対して弓削氏は以下の様に答えています。

開発当初 仕様を決める段階で " F2.8 " で考えてみたり、" F3.5 " で考えてみたり色々やっていました。仕様を考える段階でマクロの先生方(写真家)の撮影に同行させてもらい、マクロレンズの使い方を見てみると、昆虫などを片手で撮っているシーンが多く見受けられ、質量が重いと使えなくなるのではないか、せっかくの高倍率が活かせなくなると感じ、スペックと重さのバランスを取り " F3.5 " というFナンバーにしています。

どうやら片手持ちというか片手撮りを考慮し、F値が " F3.5 " になった事が明らかに。今回の「M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO」は5軸シンクロ手ぶれ補正 7段分効果を実現していますが、レンズ自体の取り回しを考慮して " F3.5 " になった事が伺え、質量は500gを切る " 453g " を実現しています。

上記の公式プロモーションムービー「Introducing the OM SYSTEM M.Zuiko Digital ED 90mm F3.5 Macro IS PRO」を見てみると、下記のようなシーンが登場します。スクリーンショットで見てみましょう。

スクリーンショット1
スクリーンショット2

1枚目は、葉をどけてカエルを撮影しているように見えるシーン。2枚目は、フラッシュを装着しレンズにディフューザーを付け、片手持ち撮影を行っています。

あとOMデジタル(オリンパス)界隈で有名なRobin Wong氏は、昆虫撮影時に片手にカメラ、片手にフラッシュを持って撮影するスタイルだったような…多分。Robin氏はすでにOMデジタルから離れアンバサダーも辞めていますが、今後サンプル画像付きの「M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO」レビュー記事が登場するのかどうか気になるところ。