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OMデジタル「OM-3 ブラックは、現時点で予定していない」

Gizmomo freaksが「OM-3」と「M.ZUIKOレンズ3本」発表に連動したOMデジタル 商品企画 小山弘樹氏 村山恭二氏 インタビュー動画を公開しました。インタビュアはお馴染みの写真家 桃井一至氏。個人的に興味深かったポイントをピックアップしてみました。

「OM-3」ブラックの予定は現時点でない
今回の「OM-3」のカラーはシルバーのみですが、ブラックの予定はあるのかの質問に対して小山氏が「現時点で予定はないですが…お客様の声というか要望をいただいた際には是非検討したい。」と語っています。

「OM-3」はグリップレスのデザインにこだわったので別売りグリップは用意しなかった
「OM-3」はグリップレスのボディデザインが特長的ですが、グリップレスのデザインにこだわった故に別売りグリップは用意しなかったとのこと。その代わり「12-100mm」などのレンズを装着した撮影も大丈夫なようにサムレストの形状にこだわったそうです。

ジョイスティック(マルチセレクター)は総合的に考えて採用しなかった
「OM-3」のコンセプト、コンセプトから落とし込むボタンの配置、ボディサイズに与える影響を想像的に考えてジョイスティック非搭載で製品化したとのこと。

シングルカードスロット採用はボディサイズを優先
「OM-3」は、ボディサイズを優先しシングルカードスロットにした事も語っています。ダブルカードスロットが必要であれば「OM-1II」を使う事を提案しています。

「OM-3」の防塵防滴仕様は「OM-1II」と同じレベル
「OM-3」の防塵防滴仕様は「OM-1II」と同じレベルで併用可能とのこと。

強度を保ちながらボディを薄くするのは大変だった
「OM-1II」と比べて採用してバッテリーは同じですが「OM-3」ボディは薄くなっており、一定の強度を保つこととボディサイズを小さくする事の両立は大変だったそうです。あと動画撮影において熱に対する安定性の対応も苦労した事も明らかにしています。

クリエイティブダイヤルを採用した理由
「OM-3」に " クリエイティブダイヤル " を搭載した理由は、撮り手の自分なりの表現を写真として残して欲しい事から搭載した事を明らかに。

「OM」シリーズの選び方
まったく特長が違うカメラなので「OM-1」も「OM-3」も両方買っていただくのが一番と冗談を言いながらも、「OM-1」は2度とない被写体を絶対に撮り逃さない事を重視した方に合うカメラと表現。「OM-3」は街や自然の中での出会いを自分なりに表現をしたい方だったり、目にした感動を自分なりに表現した方、目にもできないような表現を残したい方など、そういったカタチで写真を楽しみたい方に合ったカメラと表現しています。

他にもダイヤルやボタンの仕上げや操作感のこだわり、CPボタンの意義、「OM-1II」と「OM-3」のスペック的な差別化、機種別の機能の取捨選択、コンピュテーショナル フォトグラフィ、レリーズケーブルや旧型リモコンに非対応の話などなど興味深い話が満載なのでお勧めのインタビュー動画となっています。