パナソニック「大口径 非球面レンズを強みを反映していく」「8Kカメラ開発加速」
ニュースイッチ(日刊工業新聞)が、今後のカメラ事業戦略を伺うインタビューシリーズ第3弾 パナソニックアプライアンス社スマートライフネットワーク事業部の山根洋介イメージングビジネスユニット長 インタビュー記事を掲載しました。
ミラーレスカメラ 今後の方向性
- Sシリーズは動画撮影の機能が重要
- 4K撮影はスーパースローの性能強化がポイントになる
- 8Kカメラのための商材作りも加速しなければならない
- 北京冬季五輪2022は8Kインフラ整備にかなり投資していると聞いているので、当社もその中で商材を整えていく
パナソニック モノづくりの強み
- 大型の非球面レンズの生産は難しいが、この点に関しては一日の長があると考えている
- フルサイズミラーレス用の高性能なレンズを作る際に、大口径の非球面レンズの価値が出てくるので今後も強みを反映していきたい
- パナソニックのDNAが生かされているが、モノづくりの面だけでルミックスのイメージを浸透させるのは難しい
- 価値の伝え方には工夫が必要だ
エントリー向けの映像機能強化がトレンドになっていますが?という質問に対しは、具体的な話は避けている印象。パナソニックは東京五輪2020 公式スポンサーだけに「モデルや交換用レンズをもっと増やし、ルミックスが本気だという姿勢を見せたい。」と語っています。あと編集後記で「カメラ業界では最後発だがミラーレスのパイオニアとして意地がある」と山根氏の意気込みも紹介。
話は変わりますが、欧州最大の放送機器展 IBC2019が開催され、パナソニックはインタビュー動画で東京五輪2020後 LUMIXにも有機センサーが実装される事を明らかにしています。