Photonsが、パナソニック S5 ダイナミックレンジチャートを公開
Photons to Photosが、パナソニック Lマウント フルサイズミラーレス機「LUMIX S5」ダイナミックレンジ・チャートを掲載しました。競合機と比較していきましょう。
各機種の搭載センサー画素数
- パナソニック LUMIX S5 … 2420万画素センサー
- パナソニック LUMIX S1 … 2420万画素センサー
- キヤノン EOS R6 … 2010万画素センサー
- ニコン Z 6II … 2450万画素センサー
- ソニー α7 III … 2420万画素センサー
スクリーンショット内の各機種の色とリンク先の色が逆になっている時があるのでご注意を。 縦軸がダイナミックレンジで横軸がISO感度になっています。
同じパナソニックの上位機種である「LUMIX S1」と比較。グラフの動き自体はほぼ同じと言って良いと思いますが、ダイナミックレンジが1度とーんと上がる場所が、「S5」ISO600付近であるのに対して、「S1」はISO800あたりである所が違いといった感じでしょうか。
Photonsによるダイナミックレンジ・チャートによるキヤノン機は、ベースISOからISO1600ぐらいまでウニョウニョ動く傾向にありますが、全体的に見て同じ様なダイナミックレンジを実現している事が確認できます。
ほぼほぼ同じというか「Z 6II」と「S1」は、同じ動きに見えます。なので「S1」「S5」「Z 6II」は、ベースは同じセンサーの可能性があるのではないでしょうか。2世代目にあたる「Z6/Z7 II」は初代と同じセンサーを搭載しているのではないか?と言われていて、初代「Z 7」はソニー製センサー「IMX309BQJ」を搭載している事が分かったので、「Z 6II」搭載センサーもソニー製の可能性が。
比較してみると「S5」と「α7 III」は同じセンサーじゃないの?と思うくらいのダイナミックレンジ・チャートとなっています。この中で「α7 III」は一番古いモデルで2018年3月に発売された機種だけに、ようやく競合メーカーが「α7 III」に追い付いたという見方が出来るかもしません。この状態で「α7 IV」が登場してくるとなると、またソニー機が頭1つリードしてしまう可能性が。
トータル : 結論
今回ピックアップした機種をまとめて比較してみると上記の結果に。細かく見て行けば各機種それぞれの特徴が出てくると思いますが、全体的にダイナミックレンジはどの機種も大きな差はないのではないでしょうか。
現時点で横一線といった感じですが、今年から来年にかけて新世代センサーが登場してきそうな気もします。そうなっても数年掛けて横一線になると思いますが。