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パナソニック「GH5II」のAFは「GH5」より向上しているが、キヤノン・ソニーには…

CVPが、パナソニック LUMIX「GH5 II」のテスト撮影を行い「GH5」「GH5 II」「GH6」の違いを解説した動画を公開しました。その中で「GH5 II」のAF性能について語っています。

今回の「GH5 II」のAF周りは " リアルタイム認識AF " に対応し、顔・瞳認識だけでなく頭部認識にも対応し、人体認識の追従性や速度が大幅に向上していると製品ページに掲載していますが、実際のAFパフォーマンスが気になるところ。5:22あたりからAF周りについて解説しており、興味深いポイントをピックアップしてみると…

  • 我々はクイック・テストを行い、明らかにリリース時の「GH5」より向上している
  • しかし、まだキヤノンのデュアルピクセルCMOS AFの最新バージョンや、ソニーが提供しているシステムのレベルに達していない
  • パナソニックが「GH6」にコントラストAFと像面位相差AF両方をシステムに実装してくれればと切に願う ※少し意訳しています

パナソニックは、像面位相差AFを採用せずDFDテクノロジーを採用したコントラストAFに拘っており、日々開発を続け今回の「GH5 II」でも改善してきているようですが、ソニーの位相差検出AFとコントラストAFを併用したファストハイブリッドAFをはじめ、キヤノン独自のデュアルピクセルCMOS AFのレベルには達していない模様。

パナソニックはDFDにこだわりがあるのは分かりますが、特に動画撮影時のAFに関してDFDはパナソニックのアキレス腱的な感じで言われる事があるだけに開発中の「GH6」のAFシステムは、引き続きDFDテクノロジーにこだわり続けているのか、コントラストと像面位相差を併用したハイブリッドAFを採用する事になるか注目しているユーザーさんは多いのではないでしょうか。

ただしカメラ全体として見れば、強化すべきところはきっちり強化した「GH5」後継機に仕上がっている事は上記のカメラのキタムラ「GH5 II」インタビュー動画を見れば分かります。「GH6」が2500ドル前後を想定しているだけに、「GH5 II」は価格を抑える事も前提に開発を行った事が伺えます。

上記のインタビュー動画を見ればパナソニック「GH5 II」はどのような意図があり、どのようなカメラに仕上がっているか良く分かるのでお勧めです。