パナソニック決算発表 カメラはコロナの影響から回復し増収
パナソニックが2021年度第1四半期決算 (2021年4月~6月) を発表しました。パナソニックは全体でコロナの影響から回復基調で前年同期と比べると赤字から大幅増益だった事をアピール。カメラはテレビと共に日本・欧州でコロナの影響から回復し増収だった事も明らかにしています。
まず最初のパナソニック全体の実績がざくっと見ていきましょう。
パナソニック 2021年度第1四半期決算 (2021年4月~6月)
- 売上高 … 1兆7,924億円 (前年同期から4,005億円の増収)
- 調整後営業利益 … 1,195億円 (前年同期の59億円の赤字から1,254億円の増収)
- 営業利益 … 1,044億円
- 純利益 … 765億円 (前年同期の98億円赤字から863億円の増収)
先日のキヤノンの決算発表記事の時にも書きましたが、去年の4月~6月は一番コロナの影響を受けた時期なので比較して増収なのは当然といった感じでしょうか。しかしパナソニックの前年同期は赤字だったので2021年度 最初の決算は黒字でコロナの影響を脱しつつある事が伺えます。
次はパナソニックのカメラ事業を見ていきたいと思いますが、セグメント的にアプライアンスの中のスマートライフネットワークの中にカメラやテレビがあるので細かい数字は公開していませんが、下記のような記述が確認できます。
- 日本・欧州のテレビやデジカメを中心に、コロナ影響から回復し増収
- 増収益に加え、固定費削減等により、増益
テレビやデジカメを中心にと表現しているので、カメラが売上を伸ばした、もしくは回復した事が伺えます。パナソニックは「GH5 Mark II」を発売したばかりで2021年下期はマイクロフォーサーズ フラッグシップ機「GH6」の発売を目指し鋭意開発中で注目している動画志向のユーザーさんは多いのではないでしょうか。
ちなみにアプライアンス全体の実績をピックアップしてみると…
- 売上高 … 6,853億円 (前年同期比 +122%)
- 調整後営業利益 … 394億円
- 営業利益 … 394億円
…となっています。パナソニックは巨大企業なのでカメラは数多くある事業の1つに過ぎず、決算発表時に具体的な実績や今後の方向性は分からない事が多いです。