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パナソニック S5II vs ソニー α7IV vs キヤノン EOSR6II リアルタイム認識AF比較動画

パナソニック界隈でお馴染みのRichard Wong氏が、パナソニック「LUMIX S5II」vs ソニー「α7IV」vs キヤノン「EOS R6 Mark II」人を被写体にしたリアルタイム認識AF比較動画を公開し興味深い内容となっています。

パナソニック「LUMIX S5II」は待望の像面位相差AFを採用しており、注目しているユーザーさんは多いのではないでしょうか。日中の日差しの中と室内の暗所の2つのシーンで被写体認識AFを使用し比較しています。

初代 S5 vs S5II

まず最初に初代「S5」と「S5II」を比較しており、使用レンズは共に「LUMIX S 50mm F1.8」となっています。「S5II」のファームウェアはVer.0.74で製品一歩手前のプリプロダクション版である事が伺えます。映像を見てもらえば分かると思いますが、両機種のAF速度と認識・追従性能の差は明らか。※動画の5:22あたりから

α7IV vs S5II

リアルタイム認識AF

「α7V」の装着レンズは「FE 50mm F1.2 GM」で絞りをF1.8にしてF値を合せて撮影しています。両機の認識AFのスピードや追従性能は甲乙付け難く、同等の認識AFを実現していると言って良いのではないでしょうか。フレーム内から被写体がいなくなると、「α7IV」の方がクイックに奥の塀にピントを合せる印象。「S5II」の方はクイックではなくスムーズに奥の塀にピントを合せる傾向で、この辺は両社の考え方の違いを感じる事も。※動画の7:50あたりから

EOS R6 Mark II vs S5II

認識AF

「EOS R6 Mark II」の装着レンズは「RF50mm F1.2 L USM」でF値をF1.8まで絞って撮影。両機を比べると「EOS R6 Mark II」の人・顔認識は、「S5II」と比べてワンテンポ遅れて焦点している事が確認できます。上記の3つの比較動画を見る限り「S5II」動画撮影時のフォーカスイン・フォーカスアウトはスムーズで自然なフォーカス駆動を目指しがならも速い認識AFを目指しているように感じます。※動画は9:15あたりから

α7IV vs S5II ※暗所

暗所

今度は暗所での比較動画。こちらも「S5II」と「α7IV」は同等の認識AF性能を発揮している事が伺えます。背面モニタのフォーカスポイントを見てみると、両機は暗所でもきっちり瞳を認識している事が確認できます。被写体が離れていく途中、背面モニタの状況を見る限り「S5II」は後ろ姿を追従し続けている表示が確認できますが、「α7IV」はフォーカスポイントが消えフォーカスがゆるくなっているように見えます。奥から手前に戻ってくる時は、両機はしっかり認識し続けています。※動画は12:24あたりから

EOS R6 Mark II vs S5II ※暗所

認識AF

やはり「EOS R6 Mark II」の方がワンテンポ認識するのが遅い印象。しかし被写体が奥まで離れた時、「S5II」は顔認識であるのに対し、「EOS R6 Mark II」は瞳を認識しています。「S5II」は一定距離に離れると、瞳AFから顔AFにあっさり切り替え安定したフォーカシングを保持しているような印象。

私が感じた事を書いてみましたが、10人いたら10人の感じ方や認識があると思うので、それぞれ自身が感じた事を優先してください。それが正解です。