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パナソニック「LUMIX G9II」 焦点距離におけるIBISとDual ISの効き具合

パナソニック マーケティング担当 塩見記章氏が、Gizmomo freaksが公開した「LUMIX G9II」インタビュー動画でIBISとDual I.S.に関する興味深い事を語っています。

「G9II」のボディ内手ブレ補正は8段分効果を実現しており、当社としては最高。初代「G9」が6.5段分効果だったので、より大きな進化になります。「G9II」のペンタ部にジャイロセンサーを搭載し、ジャイロセンサーの情報をしっかり使いこなす事が出来るアルゴリズムを開発する事により、しっかり手ブレ補正を抑え込む。

35mm換算で120mm領域ぐらいまで8段が効きます。さらに Dual I.S. では、35mm換算で280mm程度まで7.5段となっています。

Q : 多くのメーカーはボディ単体よりもボディとレンズの協調制御の合わせ技の方がより段数が多い印象なんですが? この製品は0.5段分下がりますよね?

それはより望遠域で効かせるためです。ボディ内手ブレ補正はやはり120mmぐらいまで、やはりその先に行くときつい。Dual I.S.によって280mmまでしっかり7.5段を維持する事が出来ます。

G9II

これ以降はデジカメライフ雑談になります。

ある程度焦点距離領域における IBIS / Dual I.S. 効果の最大値が分かるのはユーザー側にも有益ではないでしょうか。やはりパナソニックの手ブレ補正に関する方向性が、競業他社とは違う考え方で仕上げている事が伺えます。マーケティング的にはボディとレンズの協調制御でより手ブレ補正段数が上がる方が良いと思いますが、パナソニックとしては実際の望遠域での効きを優先している感じでしょうか。

この辺のところは、各社がインタビュー記事・動画などでどのような思想で開発し、実際の各焦点域の効き具合なのか明らかしてくれるとユーザー側も理解が深まるのではないでしょうか。製品ページでも焦点距離/手ブレ補正表を掲載してくれても良いし。