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ペンタックス K-1 Mark II は初代機よりも画質が劣るとdpreviewが酷評レビュー

dpreviewが、ペンタックス K-1 Mark II レビュー記事を掲載しました。独自機能を搭載するK-1 Mark IIの評価すべきところは評価しつつも、初代機よりもRAW画質が劣り、AFや動画性能など競合機に遅れをとっている事を挙げ総合スコア 79%で入賞を逃す結果に。

K-1 Mark IIの独自性を評価しながらもテスト時にAFや動画性能など多くの面で競合機に遅れを取っていた事を挙げ、画質自体も初代機よりも劣ると判断しています。素晴らしい人間工学を実現したボディ、本格的な防塵防滴耐低温仕様、他のカメラにはないクールな機能は高評価の模様。

低ISO時の差はわずかですが、高ISOになってくると初代機よりもK-1 Mark IIの方が、ディテールが失われる割合が高いそうです。ファームウェアで改善される余地があるとしながらも、現時点で天体写真家はこのカメラを避けた方が良いかもしれないとのこと。

AFのトラッキング自体は初代機よりも改善されているもののまだ推薦できるレベルに達していないとdpreviewは判断しています。

dpreviewは初代機を84%評価しましたが、今回は79%評価に。現時点におけるこの価格帯のカメラに求める機能が上がってきている事と、RAW品質に失望した事が響いて評価が下がったと理由も掲載。K-1 Mark IIに興味があるなら、初代 K-1がぶっちゃけお勧めかもしれないとコメントし、動画機能を求めるなら他のカメラを勧めています。

dpreviewのカメラレビューは、市場投入するタイミングに左右される事があり、今回のペンタックス K-1 Mark IIも富士フイルム X-H1と同様に、ソニー α7 IIIの存在が大きく立ちはだかっている模様。他にもニコン D750やD850と比較したレビューも掲載しています。

ペンタックス K-1 Mark II 向いているユーザー

  • タフなカメラが必要な風景や(危険なところに踏み込む)冒険写真を撮影する人
  • 静物・マクロ撮影をする人

ペンタックス K-1 Mark II 向いていないユーザー

  • スポーツやアクションを撮影したい人
  • ビデオシューター
  • 控え目で軽量なカメラボディを探している方

複数のdpreviewスタッフによる感想も掲載されていますが、大体同じで、K-1 Mark IIの独自機能やボディの仕上がり具合は高く評価するものの、高ISO時の画像品質・AF性能・動画性能が競合機より差がある事が響いている結果に。

ちなみにePHOTOzineのレビューは「ペンタックスファンであれば非常に優れたカメラ」と評価しています。