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リコー「デジタルカメラ事業は、事業として継続することで、技術を育てていく必要がある」

ニュースイッチ(日刊工業新聞)が、リコーと富士ゼロックスの構造改革による進捗具合と成果そして今後の戦略を聞いたインタビュー記事「リコーと富士ゼロックス、幹部が語った構造改革成果と次の一手」を掲載しました。その中でリコーは、今後もデジタルカメラ事業を継続していく事を伺わせるコメントをしています。

松石秀隆取締役専務執行役員に今後の戦略を伺った質問で…

デジタルカメラ事業はどのような役割を担いますか。

  • デジカメは総花的ではなく、特徴ある製品に絞って展開している
  • この結果、増益となり、赤字幅は縮小した
  • カメラの画像認識技術は今後のIoT(モノのインターネット)時代に不可欠な技術
  • 事業として継続することで、技術を育てていく必要があると考えている

リコーは今年の3月に過去最大「連結営業損益 1600億円の赤字」になる事を発表し話題になり、カメラ事業がどうなるのだろうか?と思った方は多いのではないでしょうか。今回のインタビュー内容を見る限りカメラ事業における赤字は縮小し事業自体を継続していく模様。

画像認識技術と聞くと " AI " や " ディープランニング " というキーワードを連想してしまいますが、様々用途で使用される技術だけにリコーがどの分野に力を入れる戦略なのか興味津々です。IoT(モノのインターネット)は、自動車分野だったり、交通機関・物流・医療・農業など多岐に渡ります。

民生カメラに目を向けるとグローバルシャッターや積層型センサー・曲面型センサーそして8Kなどの技術が期待されていますが、今のところ " AI・ディープランニング " も1つのキーになりそうな展開で、THETAは積極的にその技術を採用してきそうな気がしますが、将来的なリコー GRやペンタックス カメラにも採用される可能性はあるのでしょうか。