ホーム > カメラニュース 2021 > ノーマルのペンタックス「KP」生産終了 「K-3 Mark III」の話も少しだけ

ノーマルのペンタックス「KP」生産終了 「K-3 Mark III」の話も少しだけ

リコーイメージングの製品ページを見てみると、ノーマルの「PENTAX KP」がディスコン扱いされている事が確認できます。「PENTAX K-3 Mark III」の話も少しだけ。

ペンタックス KP

リコーイメージングの製品ページで " 生産終了製品 " → " デジタル一眼カメラ " と開いていくと「PNTAX KP」が生産終了製品としてリストアップされている事が確認できます。販売中のラインアップから外れカタログ落ちした事も確認できます。

ペンタックス KP

マップカメラを見てみると " 在庫限り 生産完了品 " 表記ですでに店頭在庫を売り切った模様。先日「PNTAX KP J limited」の受注を終了したばかりですが、その大元となるノーマルの「KP」が生産が終了し、現時点でラインアップしてしている APS-C デジタル一眼レフは「PENTAX K-70」のみに。

PENTAX K-3 Mark III ペンタプリズムの生産が難しい?

発売時期が延期された「PENTAX K-3 Mark III」ですが、フルサイズ機並みのファインダー倍率を実現しながら周辺までクリアで歪みもない光学ファインダーであると言われています。写真家 赤城耕一氏が、最初の試作機のペンタプリズムは100個に1個しか良いのが出来ないぐらい技術的に難しかった事を語っています。※14:35あたりから

  • APS-Cなのにこんなにファインダーが大きいという事は、やれば出来るんじゃん
  • 今までの(APS-C)カメラは、サボってた(笑)
  • このファインダーを造るには大変な技術が入っている
  • 写りと関係ないところにお金が掛かっているカメラは、カメラとして優れている
  • 魅かれてしまう、グラっときちゃう
  • リコーイメージングは涙ぐましい努力をしている
  • 最初の試作機は、ペンタプリズムは100個に1個ぐらいしか良いのが出来なかったと聞いている
  • それぐらいペンタプリズムの精度にこだわっている

上記はCP+2021「一眼レフに未来はあるか?」 写真家 写真家 赤城耕一氏 と 日本カメラ 佐々木編集長の大変興味深い対談で少なくとも初期段階ではかなり精度の高いペンタプリズムを生産する事が難しかった事が伺えます。延期された理由の1つにペンタプリズムが関係しているのかどうか気になるところ。

良い意味でお酒を呑みながら観るのがお勧めの対談となっており、佐々木編集長が「PENTAX K-01」を取り出し、ミラーを取っただけのフランジバックの深さを " 贅沢な空間 " と表現した名言も飛び出します。※36:00あたり

期間限定公開と思うので興味のある方は早めに観ておく事をお勧めします。