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RICOH GR IIIx 発表 新開発GRレンズを採用 35mm換算40mmレンズ

リコーイメージングが、GRシリーズ派生機種「RICOH GR IIIx」を正式発表しました。焦点離距 35mm換算 : 40mm の新開発GRレンズを採用したハイエンドコンパクトデジタルカメラの誕生です。ちなみに無印「GRIII」は35mm換算28mmレンズを採用。

GR IIIx

新開発GRレンズ

大きな特徴は新開発GRレンズで、これまでGRシリーズは35mm換算28mmレンズを採用し続けており、これまで他の焦点距離のレンズを採用したGRカメラへの期待や要望がある事を承知の上で不変の焦点距離を貫いてきました。しかし、ついに35mm換算40mmレンズを採用した「GRIIIx」が投入される事に。

  • GRIII … 18.3mm F2.8~F16 / 4群6枚(非球面レンズ2枚)
  • GRIIIx … 26.1mm F2.8~F16 / 5群7枚(非球面レンズ2枚)

F値は無印「GRIII」と同じですが、レンズ構成は異なり新開発GRレンズの仕上がり具合に興味津々。絞り羽根数は9枚で今回標準域の焦点距離のレンズになったので、よりボケ味を活かした構図を楽しめそうな予感。プレスリリースで " 高性能化と薄型化を両立 " と謳っています。

「GRIIIx」の新機能

  • 顔/瞳AFに対応
  • 深度優先 … プログラムラインに深度優先(深い)を追加
  • カメラ内RAW現像 … 編集機能強化 : トリミング (アスペクト比変更可、傾き修正可)
  • Wi-Fi&Bluetooth … スマホ・タブレット転送時、画像を自動で小さくするオートリサイズ機能に対応
  • JPEG画質調整 … モノトーン編集、フィルター効果、調色

無印「GRIII」もファームウェアアップデートで対応予定の模様。製品ページの両機スペックシートの小さい※注釈で確認可能です。

最短撮影距離

  • GRIII … 標準 10cm / マクロモード 6cm~12cm
  • GRIIIx … 標準 20cm / マクロモード 12cm~24cm

基本的にレンズの違いより変化する箇所以外は同じスペックで2424万画素 APS-C CNOSセンサーを搭載し、描画エンジンは GR ENGINE 6 を採用、ISO100~102400、シャッタースピード 1/4000~30秒、ハイブリッドAF (像面位相差+コントラスト) などを採用しています。

サイズ・質量比較 ※質量はバッテリーとメモリーカード含む

  • GRIII … 109.4(幅)×61.9(高)×33.2(厚)mm / 257g
  • GRIIIx … 109.4(幅)×61.9(高)×35.2(厚)mm / 262g

サイズは厚みが2mm増し、質量も5g重くなっています。新レンズから来ている差でしょうか。ボディデザインはまったく同じに見えるので無印「GRIII」ユーザーさんは「GRIIIx」を手にしても違和感なく操作・撮影が出来る印象です。

発売日と価格

  • 発売日 : 10月上旬
  • 価格 : オープン価格

まだ発売日が決定しておらず、予約受付開始が2021年9月14日(火) AM10:00となっており正確な量販店売り出し価格は分かっていませんが、デジカメWatchが店頭予想価格は13万円前後であると伝えています。

2021年7月に海外認証機関に登録されたリコーの未発表カメラ「R05010」は、この「GR IIIx」かもしれません。