リコー「GR」受注一時停止を発表 増産しても生産が追いつかない状況
リコーイメージングが、プレミアムコンパクトデジタルカメラ「GR」シリーズの受注を一時停止する事を発表しました。増産を進めているものの生産が追いつかない状況とのこと。現行ラインアップすべてのGRシリーズが受注一時停止となっています。
ハイエンドコンパクトデジタルカメラRICOH GRシリーズにつきまして、非常に多くのお客さまからご好評を賜り、弊社の計画を大幅に上回るご注文をいただいております。現在、一日も早く製品をお届けするべく増産を進めておりますが、生産が追いつかない状況が続いており、既にご注文をいただいているお客さまへのお届けもお待ちいただいております。
つきましては、誠に勝手ながら、本日よりRICOH GRシリーズのご注文受付を一時停止させていただきます。※プレスリリースより
受注停止対象商品
- RICOH GR III
- RICOH GR IIIx
- RICOH GR III Diary Edition
- RICOH GR IIIx Urban Edition
安定供給が見込める時期になったら受注を再開するとのこと。
これ以降はデジカメライフ雑談になります。
特にコンパクトなストリートカメラはこの「GR」シリーズか富士フイルム「X100」シリーズぐらいしかなく市場で大きな人気を博しています。両機はここ数年需要が供給を上回っている状況が続いており、ついに「GR」シリーズが注文一時停止に。
ソニーは「RX」シリーズではなく " VLOGCAM " に注力しており、キヤノンの「PowerShot Gシリーズ」は風前の灯でVlogカメラ「PowerShot V10」の展開を始めたばかり。ニコンのコンパクトデジタルカメラは高倍率ズームレンズを搭載した「COOLPIX P950」をラインアップしているのみです。
パナソニックは「LX100」シリーズの展開が止まっているし、レンズ交換式カメラでは「GX7」シリーズの新たな動きはなく、OMデジタルはネイチャー路線に振り切っているので新たな「PEN-F」が登場するのかどうか分かっていません。期待はあるのだけど…。
カメラ資金がある方は、M型ライカやライカQシリーズも選択肢に入ると思いますが、現時点でストリートカメラの購入を検討した場合「GR」か「X100」シリーズになるのではないでしょうか。あとはレンズ交換式でニコン「Zf/Zfc」とか。皆が皆 " Vlogカメラ " が欲しいわけではないですし…その裏返しが「GR」と「X100」の需要ではないでしょうか。
ここまで現行「GR」シリーズの需要が高いと、そろそろ期待したい " 次世代GR " の登場時期がどうなるのか気になるところ。