シグマ 中判 Foveonセンサーは技術的には可能 ミラーレス用レンズの拡充を計画中
DSLR Magazineがシグマ 山木社長 インタビュー記事を掲載していて、中判フォーマット Foveonセンサーは技術的に可能であるとか、ミラーレス用 DNレンズの拡充を計画中であるとか、キヤノンレンズの開発は簡単とか色々コメントしています。
- 大口径フルサイズ用ズームレンズの可能性を否定しないが、大きく重いレンズなってしまう問題があり、マウントのサイズを考慮しながら設計する必要がある
- 大口径の24-70mmの設計は非常に難しいが、24-70mmの開発は排除していない…でも実際に登場するかどうかはコメントできない
- これまでのレンズは、Art/Sports/Contemporaryの枠組みの中で再設計しリニューアルしていく予定
- ミラーレス市場の拡大に対応すべくDNレンズの拡充を計画している
- ソニー α7シリーズ用 Eマウント フルサイズレンズ開発の可能性を探る必要はあるが、マウント径が小さいので再設計する必要があり、その点が困難である
- 中判フォーマット Foveonセンサーは技術的な障壁はないが、データ量の処理問題もあるし、中判カメラ市場は縮小している
- キヤノンとソニーが、色々な積層型センサーの特許を取得している事は知っているし、両社が技術的な問題や処理速度などをどう克服するか興味津々
- シグマは2015年1月に開催されるCESには出展しないので、新製品発表は2月に開催されるCP+まで待ってもらう必要がある
- キヤノン EOSマウント レンズを開発するのは簡単で、ニコンとペンタックス用はさらなる技術的な調整が必要になる
- これが最初にキヤノン用レンズが市場投入される大きな所以である
- dp QuattroのAFは、キヤノン 40mm F2.8 パンケーキレンズのようなステッピングモーターを採用している
- 50mm F1.4 Artは、大ヒットしている (セールスは未公開)
Sigma RumorsとMirrorless Rumorsの記事をベースにかなりアバウトに抜き出してみました。
以前、タムロンが " キヤノン用よりニコン用レンズの方が開発は難しい " とコメントしていた記事がありましたが、シグマも同様にキヤノン用よりもニコンやペンタックス用レンズの方が手間が掛かるようです。
DNレンズのラインアップ拡充を計画中のようですが、おそらくこれまでのDNレンズ同様 APS-Cベースの焦点距離を設定してくる可能性が高く、マイクロフォーサーズ用が登場しても微妙に焦点距離が長いレンズが登場してきそうな予感。それでいてマイクロフォーサーズ用が先に発売されるパターンが多いので、ソニーのEマウントよりマイクロフォーサーズ用レンズの方が開発が簡単なのでしょうか。
あとCES 2015には出展の計画はないようで、CP+ 2015で何かしら新製品の発表を示唆しているようです。