シグマが、ニコンに和解金を支払うことで和解成立 特許訴訟が終了
ニコンが、シグマを相手にレンズ内手振れ補正技術訴訟を起こし、2014年2月に東京地裁でシグマに15億円の支払いが命ぜられていましたが、今回シグマがニコンに和解金を支払うことで和解が成立し特許訴訟が終了した事を両社が発表しています。ちなみに和解金の額や和解内容は、守秘義務条項により公表されないそうです。
株式会社ニコン(社長:牛田 一雄 東京都港区)は、2011年5月25日、株式会社シグマ(神奈川県川崎市、以下 シグマ社)に対する特許侵害訴訟(以下 本件訴訟)を東京地方裁判所に提起していましたが、シグマ社との間で、和解が本日付で成立したことにより、本件訴訟が終了したことをお知らせします。
知的財産高等裁判所からの和解の勧めを受けて、当社は、東京地方裁判所における判決内容も含めたこれまでの本件訴訟の経緯等を総合的に勘案した結果、和解により本件訴訟を早期に解決することが最善であると判断しました。
今回の和解により、当社はシグマ社から和解金の支払いを受けますが、和解金額やその他の和解内容については当社とシグマ社との間における秘密保持義務の対象となっています。
なお、本件による当社の業績に与える影響は軽微です。
株式会社ニコン(以下「ニコン」といいます。)が弊社に対して提起していました特許権侵害訴訟が、2015年4月21日、知的財産高等裁判所における和解により終了いたしました。
ニコンは、2011年5月25日、弊社の製造販売に係る一眼レフカメラ用交換レンズにつき、特許権に基づく製造販売等差止め及び損害賠償を求める訴訟を、東京地方裁判所に提起しました。この度、控訴審の審理において、知的財産高等裁判所から和解による解決を勧告されたことから、裁判所の勧告に応えて、早期円満解決の趣旨で和解に応ずることといたしました。
本和解によって、本件は円満に解決いたしました。和解内容の詳細につきましては、和解中の守秘義務条項により第三者に公表できませんことをご理解ください。なお、今回の和解は、弊社の営業に影響を与えるものではなく、弊社は、引き続き、一眼レフカメラ用交換レンズの製造販売を行って参ります。 今後とも、ご愛顧のほど、お願い申し上げます。
ユーザーから見るとようやく決着したという感じでしょうか。今回の和解によりシグマのニコン用レンズに支障が生じる事はなくなります。