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シグマ Foveon フルサイズミラーレス機 仕切り直し 早くて2021年夏 さらに遅れる可能性も

シグマが、Foveon フルサイズミラーレス機の開発を仕切り直す事を発表しました。Foveon X3センサーの量産化に目処が立たず2020年発売は不可能とのこと。山木社長が本日開催されたイベント " fpフェス 2020春 " で「早くて2021年夏 さらに遅れる可能性あり」と語った模様。

SIGMAは、2018年9月の「Photokina 2018」でLマウント採用のフルサイズFoveonセンサー搭載ミラーレスカメラの開発を発表いたしました。つづく「CP+ 2019」において同カメラの発売を2020年とご案内してのち、その実現にむけ鋭意開発を進めてまいりました。

しかし、最新の開発情報にもとづいて慎重かつ厳正な検証を重ねた結果、現時点でもフルサイズFoveon X3センサーの量産化に見通しがつけられておらず、2020年中の発売は不可能であることが確実となりました。

現在の開発状況に鑑みても具体的な発売予定について明言できる状況にないため、当該カメラの製品化計画については一旦リセットし、センサー技術の開発まで立ち返ってプロジェクトを仕切り直すことといたしました。

この間、多くの方々が「フルサイズFoveon」の発売を心待ちにされていることを励みとして、関係者一同総力を挙げて取り組んでまいりましたが、ご期待にお応えできないままこのようなご報告になってしまうことを、心よりお詫び申し上げます。

もちろん、「Foveon」という唯一無二のセンサーはSIGMAにとって理想と理念を具現化するアイデンティティともいえる存在であり、今後もよりよいイメージセンサーの実現をめざし、引き続きテクノロジー開発に注力してまいります。

改めまして、これまでの温かいご支援に感謝申し上げるとともに、今後も皆さまのご期待と信頼にお応えできるよういっそう邁進することを、全従業員を代表してここにお約束いたします。※プレスリリースより

イベントに参加したfoxfoto氏が、山木社長が語った発売時期の見通しをツイートしています。

現時点で分かっている事

  • Lマウント Foveon フルサイズミラーレス機の開発は仕切り直し
  • 2020年の発売は不可能
  • 最速で2021年夏に出せそう、さらに遅れる可能性もある
  • Foveon X3センサーのスペックに変更なし
  • プロジェクトをセンサー開発まで戻すが、中断ではない

シグマのLマウント Foveon フルサイズミラーレス機に注目していたユーザーさんはかなり多いのではないでしょうか。CP+2020開催が迫ってきている中でのリセット発表で残念。初代DPカメラも発売延期が続いた記憶があるので、待つしかありません。昨日の時点でシグマのCP+2020 トークステージ タイムスケジュールで山木社長の「新製品ついて」の基調講演が無いので不思議に思っていました。

あとCP+2020 初日のパナソニックブースでシグマも参加する「Lマウントアライアンスを語る ~Lマウントの総括と今後の展開について~」を予定しているで、さらに具体的な話があるかもしれません。