ホーム > カメラニュース 2021 > シグマ fp L vs ソニー α7R IV dpreviewのスタジオ画像画像比較ツールで比較

シグマ fp L vs ソニー α7R IV dpreviewのスタジオ画像画像比較ツールで比較

6月にシグマ fp L ダイナミックレンジチャートが登場した時にやろうと思っていたのですが、やらず仕舞いに終わってしまい、8月になってしまいましたがdpreviewのスタジオ画像画像比較ツールを使用して6100万画素センサーを搭載したシグマ「fp L」とソニー「α7R IV」を比べてみました。

基本的にはRAWを基準としてISO感度別で比較し、一部はJpegでも比較しています。6月に登場した「fp L」ダイナミックレンジチャートは「α7R IV」よりも良好だったので実際の画像を肉眼で比較した場合どのように感じるのか気になっていたのです。※ちなみに今回どちらが上とか下とかは結論付けていません。

ISO100

ISO100

ISO100で比べると大きな差がない事が確認できます。「fp L」は中間域が若干にロー寄りに感じますが、この辺は比べているからそう感じるだけで単体で見たらそうは思わないかもしれません。

ISO100 Jpeg

こちらはJpegのISO100で両機とも肌が滑らかになりコントラストというかトーンカーブでメリハリを付けたような感じに。やっぱり「fp L」の方がコントラストが高めに見え、「α7R IV」の方は肌がより滑らかに仕上げに個人的に見えます。「α7R IV」の方が彩度が少し高いかも。

ISO800

ISO800

ISO800ぐらいになってくるとノイズが目立ち始めます。「α7R IV」の方が若干ノイズが強く感じますが…どうでしょう。

ISO3200

ISO3200

目の周りのかるく影になっている箇所の明るさというか中間域が「fp L」が少し暗く「α7R IV」は少し明るめなのでノイズの量が一緒ぐらいでも「α7R IV」のノイズの方が少し煩く見えてしまいます。あくまでも個人的な感覚ですが。

ISO3200 Jpeg

こちらはJpegのISO3200になります。「α7R IV」の方が彩度を保ちながらノイズを消している印象。「fp L」の方は、ざらつき感を残した仕上がり。影部分のグラデーションもやや粗くなっているような…。この辺のところは、好みで左右される範囲かもしれません。大きく分けるとノイズを綺麗にして欲しい派と、ノイズは残っても良いからディテール重視派に分かれると思います。

ISO6400

ISO6400

ISO6400になっても両機は同じ傾向が続く印象。「α7R IV」は輝度ノイズだけでなくカラーノイズも気になり始めるような。

ISO6400 Jpeg

こちらはJpegのISO6400になります。粗いノイズは消えてしますが、さすがに彩度が落ちたというか少しくすんだように見えます。

Jpegの仕上がり具合は「α7R IV」の方が扱い易そうな印象で、RAWは「fp L」の方がノイズ感が少ない気が。もちろん私個人の感想なので、違う意見や感想を持った方もいると思います。そういう時は皆さんが正しいのでその意見や感想を優先してください。

ボード

dpreviewのスタジオ画像画像比較ツールは上記のボードを撮影しその一部分を比較しています。普通に撮った画像を100%等倍で見る事は多くはないと思うし、普通に使う上で両機に大きな差はないような気がします。

  • シグマ fp L … 247,500円
  • ソニー α7R IV … 345,510円

上記は両機の2021年8月7日 21:00 時点のマップカメラ価格(税込)ですが、10万円ぐらいの価格差がある事も興味深く、しかもコンセプトが事なる両機だけに6100万画素センサーを搭載したミラーレス機選びは良い意味で悩みどころかもしれません。