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シグマ山木社長「(開発中の)Foveonセンサーは、fpボディに搭載するのは難しい」

CineDが、シグマ山木社長インタビュー記事と動画を公開しました。その中で開発中のFoveonフルサイズセンサーについて少し触れているの一緒に見てみましょう。

3:01あたりから開発中のFoveonフルサイズセンサーについて質問しています。以前にシグマが告知した通り、技術開発に取り組んでおりプロトタイプを作るたびにマイナーな問題が見つかり、担当エンジニアが1つ1つ改善に向けて取り組んでいる模様。なので現時点で明確なリリース時期は明言できないとのこと。

ここで開発中のFoveonフルサイズセンサーが小型なモジュラーコンセプトの「fp」ボディに搭載される可能性について質問があり、山木社長は以下のようにコメントしています。

Foven
Foven

山木社長は「fpのフォームファクターを気に入っており、本当にそうなってくれれば良いと思っています。」「通常fpを使用しているが、毎日fpを使用している訳ではないです。」「Foveonセンサーを搭載するには非常にパワフルなプロセッサが必要でバックエンドシステムが少し大きくります。そのような小さなボディに古いバックエンドシステムであるFoveonセンサーを搭載するのは困難かもしれません。」とコメント。

シグマの方向性

インタビュアの「一般的にミニマリストのフィロソフィー(哲学・原理に)にコミット(取り組む)しているという事ですね。」の助け舟的な言葉に同意し、山木社長は「それが我々の方向性です。」と語っています。

CineDは記事の方で " 楽観的にこのセンサーが将来的にカメラに搭載されることを期待する他ないですね!" と掲載。

あと少し気になったのは、CineDは動画系メディアだけに " Foveonセンサー " をどのように捉えて質問しているのか…個人的に。まさか動画撮影前提に聞いていないとは思いますが。