※Update : ソニー α7/α7R 光漏れ問題は、マウントリングの構造的な問題? すでに解決策を把握?
Sony Alpha Rumorsが、ソニーは、α7/α7Rの光漏れ問題はマウントリングの構造的な問題で、すでに解決策を把握していると噂しています。加えて先日Imaging Resourceが " ソニー α7の光漏れ問題はまったく問題ない " という検証記事を掲載しましたが、その第2弾にあたる検証記事を掲載してます。
Sony Alpha Rumorsの記事は…
- ソニー α7/α7R 光漏れ問題の続報である
- 情報源が、" ソニーサービスセンターは、光漏れ問題の解決策を知っている " と私に語ったのだ
- 原因は構造的な問題で、韓国のWebサイト SLRclubで実証済みである
- 問題のマウントリングを修正する必要がある
- この問題はソニーだけの問題と思っているユーザーがいるかもしれないが、実は富士フイルム X-T1も同じような光漏れ問題を抱えている報告もあり、すでに10日以内で修理するサービスを行っている
この問題は、Imaging Resourceがソニー α7/α7Rの光漏れ問題は問題無いと主張しているメディアも登場していますし、ソニーが不具合と認めるか認めないか分かりませんが、今回の情報(噂)を見る限り、原因を突き止め解決策もすでにあるようです。先日までは、" 対策を検討中 " と噂されていましたから一歩進んだ感じがします。
Imaging Resource ソニー α7 光漏れ問題検証記事 第2弾は…
ソニー α7のみ日光の元で検証できなかったので、それを検証し、さらにストレステストする機種を増やしています。上記が日光の元で30秒 ISO25600でソニー α7の光漏れを検証した画像で、やはり前回ストロボで検証した時よりも盛大に、ニコン D800Eよりもキヤノン EOS Mark IIIよりも光漏れしている事が確認できます。
今回ストレステスト(30秒 ISO25600)した機種が増えていて…
- オリンパス OM-D E-M1 と パナソニック GH3は、ノイズは目立つが光漏れの兆候はない (パナソニック GH3の測定は、ISO12800)
- ソニー NEX-6は、光漏れは無いが、わずかにグラデーションがかる
- 富士フイルム X-T1は、上記のように緑の変なパターンの光漏れが出現
- ニコン Dfはかすかな光漏れはあるものの影響が出ないレベル
- ペンタックス K-5/K-3は、光漏れは皆無
デジタル一眼レフは、レンズ/マウント部分の隙間からか、光学ファインダーから光漏れしているのに対して、α7はオレンジのマウント(リング)部分から光漏れをしているともコメントしていて、Sony Alpha Rumorsの記事と同じ箇所を指摘しています。
参考としてSatoru Murata氏がソニー α7R 76秒 ISO50 で撮影した雪景色写真を掲載していて、光漏れを確認できる画像になっており、" こういう問題は、以前使用していたキヤノン EOS 5D Mark II では起こらなかった " とのコメントも掲載しています。
ただしImaging Resourceは、現実的にこの光漏れ問題に直面する写真家がいる事を認めつつも、改めて30秒 ISO25600の設定で撮影する事は現実的でなく、さらなる検証が必要だと主張しています。今回の記事では最終結論を避けていて、次回は通常のシャッタースピードやISO感度でテストするようです。ちなみにImaging Resourceは、去年カメラ・オブ・ザ・イヤー(Camera of the Year award)にソニー α7Rを選出しています。
※Update : lensrentalsが複数台のソニー α7/α7Rで光漏れ問題をチェックしたところ、マウント周り3箇所から漏れていると伝えています。
複数台のソニー α7/α7Rでテスト ( 6秒 ISO25000 ) してみたが、すべての機種が同じ結果で、これは設計上の問題であって、一部の個体の問題では無いことが分かったそうです。中でもレンズ交換ボタン周辺の光漏れが深刻だそうです。レンズキャップよりもレンズを装着している時の方が光漏れし易いとのこと。