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ソニー デバイス部門はさらなる投資、イメージング部門は大規模投資を行わない方針

ソニーは2015年6月23日に開催された第98回定時株主総会の資料を公開していて、その中で各事業を「成長牽引領域」「安定収益領域」「事業変動リスクコントロール領域」の3つに振り分け、デバイス部門(成長牽引領域)はさらなる投資、イメージング・プロダクツ&ソリューション分野(安定収益領域)は大規模投資は行わないものの、既存の技術アセットを活用し(高)付加価値モデルを展開していく方針のようです。

イメージング部門とデバイス部門

イメージング部門は、売上高は2.9%減少しているものの、すでに高付加価値モデルへのシフトの効果もあり営業損益は284億円増加し、547億円に達したそうです。販売費・一般管理費の削除や、為替の好影響の効果もあるようです。

デバイス部門は、やはりイメージセンサーの売り上げが絶好調で前年度比23.9%増の9578億円に達し、営業利益931億円に達したしそうです。センサーのみじゃなくて、カメラモジュールとして出荷の利益が高いような事をどこかのニュースで読んだ記憶があります。

基本方針

今後の基本方針も掲載されていて、デバイス部門は以前から大規模投資に関するニュースがたびたび登場していますが、今後もその方針は変らないようです。2014年11月には、デバイス部門の2017年度売り上げ目標を1兆3000億~1兆5000億円に設定しているニュースも登場しています。

イメージング・プロダクツ&ソリューション分野は「安定収益領域」に分類されて、カメラに関しては " 高性能ミラーレス一眼カメラ " を中心新しい付加価値を提案していく方針を続けるようで、先日も Eマウント フルサイズ機 α7R II が発表されています。

ちなみにソニーは、2015年7月30日に「2015年度 第1四半期 業績説明会」を予定しています。