DxOMarkが、ソニー サイバーショット RX10 II のセンサースコアを公開
DxOMarkが、ソニーの1インチセンサー搭載高倍率ズームレンズ採用プレミアムコンパクト機 サイバーショット RX10 II | DSC-RX10M2 のセンサースコアとレビューを掲載しています。スコア的にRX10 (初代機)と大きな違いはないが、積層型になり高速読み出しが可能で4Kやスーパースローモーションを実装しその恩恵は高いと評価しています。
総合スコア 70ポイント、色深度 23 bits、ダイナミックレンジ 12.6 Evs、ISO高感度耐性 531 ISO を獲得しています。RX100 IVと同じようなスコアで、同じようなセンサー少なくとも同世代のセンサーと見なしている文言も見受けられます。ちなみに RX100 IV / RX10 II は同時発表され、両機種共に1.0型積層型CMOSセンサーが搭載されています。
RX10(初代機)と比べると新開発の積層型センサーが搭載されていて処理スピードが改善されいる事を高く評価しています。色深度に関しては、1bitの差しかなく実際撮影した時に差は感じないそうです。ベース感度上のダイナミックレンジは同じですが、RX10 IIは拡張でISO80が設定可能である事を評価しています。ただし色感度・ダイナミックレンジのグラフを見ると少し差(若干改善されている)があるようですが、実際撮影した際の差は感じられないとのこと。ここでも読み出し速度の向上をかなり評価している印象です。
競合機 パナソニック LUMIX FZ1000 と キヤノン PowerShot G3 X とも比較しています。FZ1000と比べるとRX10 IIは、色深度で0.9 bitの差を付け、ダイナミックレンジは0.9段ぐらいの差でISO全域に渡って良好なスコアのようです。
RX100 Mark IIは、グラフを見る限り色深度/色感度(Color Sensitivity)は低ISO時非常に良好な値で、ダイナミックレンジはわずかに広いですが全体的にPowerShot G3 Xと同じ傾向であると指摘しています。個人的にRX10 Mark II は低感度寄り、PowerShot G3 X は高感度寄りな感じもしますが、実際フィールドで撮影してどのくらいの差になるのか気になるところです。
スコア的にRX10 (初代機)と大きな改善が無いと不満をいうユーザーがいるかもしれないと前置きしつつも、やはり高速読み出しを実現したセンサーを結論ページでも評価していています。この処理スピードによりセンサー性能を低下させる事なく4K動画撮影やスーパースローモーション撮影などの新機能を実現していて、裏面照射型を引き継いでいる事が前機種と変らないスコアを維持していると見ているようです。