ソニーインタビュー記事 ユーザーが1億画素を望めばそれを実現する
ソニー フルサイズコンパクト機 サイバーショット RX1R II が海外発表されましたが、Amateur Photographerが、ミュンヘンのプレスイベントに参加していたソニー・シニアジェネラルマネージャー マキ・キミオ氏のインタビュー記事を掲載しています。α7R II / RX1R II や今後の戦略に関するインタビューとなっています。※Update : 画素数を間違えてしまい修正しました。
ソニーの将来的な戦略は?
- これまで登場した事のない革新的な製品をクリエイトしていきたいと思っていて、我々はこの市場においてチャレンジャーでありチャレンジし続ける
- ユーザーの需要や夢がベースとなっている
α7R IIには裏面照射型センサーが採用されていて、α7Sには採用されていないのはなぜ?
- " R " は " high resolution / 高画素 " の略で、" S " は " sensitivity / 感度 " の略である
- (α7R IIにおいて) 高解像度と感度を両立するために裏面照射型センサーというスタイルを取っている
デジタル一眼レフよりもα7シリーズを選択するメリットは?
- サイズ、そうサイズに尽きる、小型軽量こそが選択する主な理由となる
デジタル一眼レフのフィーリングを好む写真家に向けて一言お願いします
- 大きくて重いカメラが気にならないのであれば、どうぞお使いし続けてください
- 小型軽量なカメラが必要になった時は、ソニー α7シリーズをお勧めします
- 画像品質が同じである限り、小型軽量なカメラの方が優れていると考えており、それが弊社のポリシーである
2015年はα7R IIなど高画素センサー搭載機が市場に登場した事が記憶に残る年になりそうだが、画素数の制限や許容範囲はあるのですか?
- それは非常に難しい問題で、我々はメーカーでありそれはユーザーが決めるべきである
- ユーザーが1億画素が必要ならば、さらに1億画素が必要ならば、その要望に応えた製品をクリエイトする
- 現在、ユーザーからそのような強い要望はもらっていない
ソニーは2016年までに20本ものFEレンズをラインアップする事を掲げていますが、目標を達成できそうですか?
- はい、その目標を達成する事を目指しているが、確約はできない
写真業界をリードする革新者(リーディング・イノベーション)になる事はどのくらい重要な事なのでしょうか?
- 我々は挑戦者であり、リードしていると感じた事はない
- 業界の王者達は技術もブランドイメージを持ち合わせて、みんなキヤノンやニコンが好きなんですよね
- なのでソニーは、これまで登場した事のない革新的な新製品をクリエイトし続ける必要があり、そうでなければ、ユーザーは我々の製品に振り向いてくれない事でしょう
かなりざっくり抜き出してみました。あと発表されたばかりのサイバーショット RX1R IIに対した質問にも応えていて、RX1シリーズの第2段階にあたる機種で、ユーザー、特にプロ写真家の需要は確認済みで、多くの写真家は精度が高く高解像画像を撮影するためにRX1を使用しさらなる " 高解像 " を求めていてそれに応えたのがこのサイバーショット RX1R IIのようです。レンズの精度も高く、中央部分とコーナーの解像度が同じで、このようなカメラは以前になかった製品で、No.1解像度を実現しているとコメントしています。