ソニー プロ仕様レンズラインアップ拡充を示唆 先進的なイメージセンサー開発継続も
ソニーが「2018年度第1四半期 決算短信」を発表しましました。スピーチ原稿(PDF)をダウンロードして見てみると、今後の方向性を示唆している事が分かります。
イメージング・プロダクツ&ソリューション分野
- 続いてイメージング・プロダクツ&ソリューション分野についてご説明します。
- 当四半期は、売上高は前年同期から6%増の1,642億円、営業利益は29億円増となる261億円を計上しました。
- この増収増益は、ミラーレス一眼カメラやその交換レンズ群などの高付加価値製品の売上が増加したことが主な要因です。
- 通期の見通しについては、主に為替の影響により、売上高を6,700億円に、営業利益を780億円に上方修正しております。
高付加価値モデルへのシフトした事によりカメラ&レンズの売り上げが増加し、増収増益に結び付いた模様です。
- 6月28日に35ミリフルサイズに対応した世界軽量の焦点距離400ミリ、開放F値2.8の大口径超望遠レンズを発表しました。
- Gマスターとしての高画質はもちろん、その軽量性
- 操作性からスポーツや報道、野生動物の撮影を行うプロフェッショナルの高い要求に応えるレンズです。
- この商品が発売されると、フルサイズに対応するEマウントの交換レンズのラインアップは29本となります。
- フルサイズミラーレスカメラ市場でのポジションをより強固なものとすべく、プロフェッショナルの多様なニーズに応えられるレンズラインアップを拡充していきます。
6月にプロ仕様GMレンズ 「FE 400mm F2.8 GM OSS | SEL400F28GM」を発表し、FEレンズラインアップが29本になった事をアピールし、さらなるプロ仕様レンズラインアップをの拡充を示唆しています。※ちなみに現時点のFE 400mmの納期目安は6ヶ月以上待ちとなっています。
半導体分野
- 7月23日に0.8ミクロンの微細画素を採用し、2分の1型で有効4,800万画素を実現したイメージセンサーの商品化を発表しました。
- スマートフォン向けイメージセンサーの大型化・多画素化のニーズに応える商品で、0.8ミクロン画素の採用は世界初、4,800万画素という画素数も業界多です。
- 他社に先駆けて先端技術を実用化する開発力の高さが当社の強みの一つであり、今後もこうした先進的な商品開発を行っていきたいと考えております。
先日ソニーは「4800万画素スマートフォン向け積層型CMOSイメージセンサー」を発表しかなり話題になりましたが " 今後もこうした先進的な商品開発を行っていきたい " と技術を出し惜しみせず積極的に次世代センサー投入を考えている事が伺えます。