海外版 α Universeが、ニコンZシリーズ ダメ出し記事を掲載
ニコンがフルサイズミラーレス市場に参入し「Z 6」「Z 7」を正式発表してから約1週間、国内外で様々な記事や意見がネットに登場しつつありますが、海外版ソニー α Universeが、ニコンZシリーズをダメ出しした公式記事「Why Former Nikon Shooter Has No Regrets After Switching To Sony / なぜ元ニコン使いが、ソニー機へ鞍替えして後悔していないのか」を掲載しました。
記事を書いたのはシカゴを拠点に活動しピューリッツァー賞に輝いた事のあるフォトジャーナリスト Alex Garcia氏で、今年の初めにニコン機からソニー機に切り替えた人物になります。記事の半分はニコン Zシリーズに関した内容で「ニコン Zシリーズは、ゲームに遅れて来た上に、機能的にも技術的にもゲームチェンジャー的なモノはなく、加えてソニー機よりも高価である。」と全否定に近いダメ出し。
ニコン Z7のダメなポイントをピックアップしていて…
- デュアルカードスロットでないのは最悪
- 瞳AF非搭載 私にとって画期的な技術であり、ニコンZには搭載されていない
- バッテリーライフの短さ α7RIII 530枚 / Z7 330枚
- 高速連写 AF・AE固定で9コマ/秒 追従で5.5コマ/秒
- ローンチ時に専用レンズが3本しかなく、FEレンズラインアップに追い付くには非常に時間が掛かる
- ニコン Z7は、α7RIIIよりも600ドルも高価
…ざっくり抜き出すとこんな感じに。他にもモダンなミラーレスシステムに " 58mm f/0.95 Noctレンズ " がフルマニュアルレンズである事に疑問を呈しています。基本的にネットで言われている事とほとんど変わらないのですが、少なくとも日本版 α Universeには掲載されない内容な印象。
こういう記事を掲載するという事は、ソニーは2018年上半期 米国フルサイズ市場でシェア1位になっただけに、かなりニコンZシリーズを意識・警戒している事になるのではないでしょうか。
日本国内では、ソニーは素知らぬ顔をしながら「ミラーレス時代のαフルサイズミラーレスキャンペーン」を2018年8月31日(金)~2018年11月11日(日)まで実施する事を告知済みで、明らかに " ニコン Z7 " を見据えたキャンペーンではないか?とネットで話題に。Z6発売時には、" α7 III " を対象にしたキャッシュバックキャンペーンを始めるのではないか?と囁かれています。