ホーム > カメラニュース 2019 > 2019年 センサー市場におけるソニーとサムスンの野望(計画)

2019年 センサー市場におけるソニーとサムスンの野望(計画)

ソニーとサムスンはセンサー市場において切磋琢磨していますが、2019年両社の計画が伺える記事が登場しつつあります。

2019年ソニーの計画

  • 2019年ToFセンサーを本格的に量産開始
  • アップルを含むセンサー供給先に売込中
  • ファーウェイが、最新3Dカメラ搭載スマートフォンにソニー製ToFセンサーを搭載
  • ToFセンサー市場は、2025年に1028億円まで拡大すると予想
  • ソニーセミコンダクタソリューションズ 吉原賢モバイル&センシングシステム事業部長が「ToFセンサーでもナンバーワンになる」と意欲的

ブルームバーグが「ソニーがToFセンサー来年量産へ、スマホの3Dカメラ需要狙う」記事を掲載し、ソニーが一般的なCMOSセンサーだけでなく、ToFセンサー市場も獲りくる事を伝えています。OPTRONICS ONLINEによると、ToFセンサーを搭載する事によりイメージセンサーを補完し低照度時のAF速度向上させる目的もある模様。

スマートフォン自体の売り上げも世界的に鈍化しつつあり、車載センシングカメラやネットワークカメラ市場が重要視されていますが、ソニーがToFセンサーでも主導権を握りそうな展開です。パナソニックなどもToFセンサー開発に注力しているので、今後大きな飛躍を遂げる可能性も。

2019年サムスンの計画

  • スマートフォンから車載カメラまで及ぶCMOSイメージセンサー(CIS)の用途において、サムスンはソニーを上回るべくセンサー生産能力を強化し世界最大のサプライヤーとなる計画がある

Mirrorless Rumorsが、DIGITIMESが掲載した「2018 review and 2019 outlook: The semiconductor scene in East Asia」を紹介しています。 生産数はソニーを上回り世界最大のサプライヤーになる事が目標の模様。去年の記事になりますが「CMOSイメージセンサー市場 売り上げの50%は、ソニーが占めている」と言われています。

サムスンはレンズ交換式カメラ市場から撤退しましたが、サムスンがセンサー生産能力を強化すると言ってもすぐにカメラ用APS-C/フルサイズセンサーを生産する事はないと思うとコメントしています。