ソニー「F1.2レンズ 需要があればもちろん検討する」「お手頃価格コンパクトレンズも」
Amateur Photographerが、ソニー テクニカルマーケティングマネージャー Ben Pilling氏 インタビュー記事を掲載しました。「α7R IV」がメインのインタビュー記事ですが、FEレンズラインアップ関するやりとりが興味深く感じます。
シグマは、ソニー純正レンズラインアップにはない、よりF値が大きい " F1.2単焦点レンズ 35mm F1.2 DG DN | Art " をラインアップしています。(F1.2のような)F値が明るいレンズは、商業的な需要があると思いますか?
- 我々は現時点で34本のFEレンズをラインアップしており、多種多様のサイズをカバーしている
- 35mm F1.4を含む多くのの大口径レンズ群から選ぶ事が可能であるが、F1.2市場があるようであれば、もちろん検討する
- 我々は、比較的コンパクトでお手頃価格のレンズも引き続き展開していきたいと考えている
去年のソニー 田中健二氏 インタビュー記事でも「F1.0レンズは技術的に可能だが、市場の需要はない」「F1.2の需要はあると思う」と語っています。" 検討 " という表現止まりですが、今回も否定的な表現はなくそう遠くない未来にソニー純正 F1.2 単焦点レンズが登場するかもしれません。あと今後も「FE 35mm F1.8 | SEL35F18F」のようなレンズを計画している事が伺えます。
この質問以外はすべて「α7R IV」関連で、個人的に興味深かった質問は…
「α7R IV」は多くのイノベーションをもたらしていますが、ボディ内手ブレ補正機構(IBIS)は前機種から変更はありません。6100万画素に対応するのに十分な手ブレ補正効果があると自信がありますか?
- 「α7R III」から手ブレ補正機構をそのまま流用しているように聞こえるが、実際は「α7R IV」と6100万画素センサーに最適化した新しいアルゴリズムとソフトウェアを採用している
- 新型 低振動シャッターを採用し、シャッターユニットはマグネシウム合金ボディに対して衝撃を和らげる仕組みになっており、どちらも手持ち撮影時に大きな違いをもたらしている
高画素センサーで問題になってくるのは、撮影時の手ブレやシャッターショックになってくると思いますが、画素数を6100万画素に引き上げるのにあたって、それ相応の対策を施してある模様です。