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ソニーが、産業用 裏面照射型 グローバルシャッター 積層型 1インチセンサー 6種を商品化

ソニーは2019年3月に「裏面照射型 グローバルシャッター搭載 積層型CMOSイメージセンサー技術」を開発した事を発表しましたが、今回 産業用 裏面照射型 グローバルシャッター搭載 積層型 1インチセンサー 6種を商品化したと発表しました。今月から来月にかけてサンプル出荷を行う模様。※正確には、1.1インチ/1.2インチセンサー

ソニーは、産業機器向けに、裏面照射型画素構造のグローバルシャッター機能を搭載した積層型CMOSイメージセンサー 6タイプを商品化します。 動体歪みの無い高い撮像性能と小型化の両立を実現する本商品は、今年3月に技術開発を発表した、独自の裏面照射型画素構造のグローバルシャッター機能を搭載した積層型CMOSイメージセンサー技術“Pregius S(プレジウス エス)”を採用しています。工場や物流の自動化や省人化が進む中で、重要な役割を担うマシンビジョンカメラにおいて、認識や計測の高精度化、高速化などの高い撮像性能と小型化を両立することで産業における生産性向上、スマート化に貢献します。※プレスリリースより

裏面照射型 グローバルシャッター搭載 積層型CMOSイメージセンサー

  • IMX530 … 2455万画素 1.2型 積層型CMOSイメージセンサー ※高速タイプ
  • IMX531 … 2035万画素 1.1型 積層型CMOSイメージセンサー ※高速タイプ
  • IMX532 … 1619万画素 1.1型 積層型CMOSイメージセンサー ※高速タイプ
  • IMX540 … 2455万画素 1.2型 積層型CMOSイメージセンサー
  • IMX541 … 2035万画素 1.1型 積層型CMOSイメージセンサー
  • IMX542 … 1619万画素 1.1型 積層型CMOSイメージセンサー

主な特長

  • グローバルシャッター機能搭載CMOSイメージセンサーで、高精細化と小型化を両立
  • ソニーが開発したエンベデッド・クロック方式の高速インターフェース規格SLVS-ECの採用により、読み出しフレームレートが従来比32.4倍の高速化を実現
  • 積層構造を活用することで、様々な信号処理回路の搭載が可能

ちなみに「IMX531」と「IMX541」のアスペクト比は1:1のイメージセンサーの模様。産業用で1.1インチ/1.2インチセンサーですが、このセンサー技術 Pregius S(プレジウス エス)が将来的にソニー RX100 / RX10 シリーズに搭載する民生カメラ用 1インチセンサーに採用される可能性があるのかどうか気になるところです。