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この10年で賞を受賞したソニー センサー技術をピックアップ 令和2年春の紫綬褒章受章記念

ソニーが、積層型多機能CMOSイメージセンサー構造の開発そして業績が評価されソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 第1研究部門 7部 統括部長 梅林拓氏が令和2年春の褒章において紫綬褒章が授与される事を発表しました。この10年でソニーがどのようなイメージセンサー技術で賞を受賞したのか調べてみました。漏れていたらごめんなさい。

2020年

  • 令和2年 春の褒章における紫綬褒章 … 積層型多機能CMOSイメージセンサー構造の開発により、半導体産業の活性化に貢献

2019年

  • 第65回大河内記念生産賞 … ソニー独自の新しい積層技術「Cu-Cu接続」を搭載した積層型CMOSイメージセンサーの開発と量産化への貢献

2016年

  • 平成28年度全国発明表彰「内閣総理大臣賞」… 積層型多機能CMOSイメージセンサー構造の発明・技術の確立と発展に貢献

2015年

  • 第61回大河内記念生産特賞 … 積層型CMOSイメージセンサーの開発と量産化

2013年

  • 平成25年度全国発明表彰「内閣総理大臣発明賞」… 裏面照射型CMOSイメージセンサーの発明により次世代のCMOSイメージセンサー技術の確立と発展に貢献

2011年

  • 第57回大河内記念生産賞 … ソニー独自の高感度・低ノイズな裏面照射型CMOSイメージセンサー“Exmor R”の製造技術と普及への貢献

2010年

  • カメラグランプリ2010「カメラ記者クラブ賞」… ソニーの裏面照射型CMOSイメージセンサー“Exmor R”(エクスモア アール)

ここ10年でソニーが受賞したイメージセンサー技術を見直してみると大きな流れが2つあり2010~2015年は「裏面照射型センサー技術」で、2016~2020年が「積層型センサー技術」である事が分かります。開発から技術の確立そして量産化だけでなく、さらにその技術に磨きを掛けソニーが大きな世界シェアを築いているのは周知の事実。

積層型センサーと言えば、ソニーは2019年に " エッジAI " を搭載しインテリジェント化する事を発表しており、まだまだ積層型センサーの可能性は広がりそうです。