ソニー α1 dpreviewがラボ画像を公開し競合機と比較可能に
dpreviewが、ソニー α1 ISO感度別ラボ(スタジオ)画像を公開し競合機と比較可能になっています。
dpreview α1 ISO感度別画像
- ソニー α1 … 5010万画素センサー 8640x5760px
- キヤノン EOS R5 … 4500万画素センサー 8192×5464px
- ニコン Z 7II … 4575万画素センサー 8256×5504px
- パナソニック LUMIX S1R … 4730万画素センサー 8368×5584px
RAWで比較しましたが、各機種は画素数が異なり、それにより画像サイズも違うので等倍の被写体の大きさに差があり、ノイズをはじめシャープネスやコントラストなどの感覚が変わってくる事があるので、その点を差し引いて見る必要があるかもしれません。
ISO100
ISO400
ISO100~400ぐらいまでは、ノイズはなく綺麗な印象。どのミラーレス機でも良好な撮影結果を得る事が出来るのではないでしょうか。
ISO800
ISO800になると4機種ともに粉っぽくなってくる印象。dpreviewのラボ画像(RAW)で高画素機を見ると、高画素機は比較的低ISOからノイズとは言わないまでも全体的に粉っぽい雰囲気に感じる事が個人的に多いです。
ISO1600
ノイズと言って良いレベルになってきます。ただし等倍で見ている画像なので、普通画像全体をにモニタやプリントで見る分には気が付かないレベルではないでしょうか。
ISO3200
ISO3200になると少しですがさらにノイズが増加した事が分かります。画像サイズが違うので断言はしませんが、この中で「Z 7II」のノイズの荒くれ方(?)が一番抑えられている印象。
ISO6400
ISO6400になると4機種ともノイズが顕著に。特に「α1」と「S1R」のノイズが目立ち始めた印象。
ISO12800
ISO12800を常用するユーザーさんは少ないと思いますが、「α1」と「EOS R5」のノイズ感は1段分くらい差が出てきたような気がします。オリジナルファイルをダウンロードして被写体の大きさを同じにリサイズして比べてみても「EOS R5」の方がノイズ感なさそうな予感。
ISO25600
ISO25600は、よっぽどの事がない限り使わないと思います。少なくともポートレートは使えないレベルで、夜ストリートスナップなどであれば使える時があるかもしれません。でも彩度は維持してますよね。
ISO51200
あくまでの個人的な感覚ですが、ノイズ耐性のバランスが良いのは「Z 7II」。あとは5000万画素を超える「α1」にどこまでのノイズ耐性を求めるのかで評価が変わってくるかもしれません。スポーツ撮影する時は、それなりにISO感度を上げる時があるので。
ISO102400
ISO102400まできてしまうと4機種とも使用不可の状態に。ちなみに「Z 7II」はISO65535、「S1R」はISO51200となっています。
これまでのプロ機(スポーツカメラ)は、画素数抑え目で連写やAF性能を優先させたスチルコンセプトの機種が主流でしたが今回ソニーが満を持して投入するフラッグシップ機は5000万画素センサーを搭載し、静止画だけでなく8K動画に対応しており、今後キヤノンとニコンがどのようなフルサイズ ミラーレス フラッグシップ機を投入するのか注目が集まります。その時に「α1」の最終的な評価を得る事ができるのではないでしょうか。
あとPetaPixelが、コンシュマーは求めるだろうがコンセプトが違う機種を比較して意味あるの?的な意見記事を掲載しており興味深く感じます。記事内で触れていますがインフルエンサーの誇張に公正さがあるのかどうかも考えさせられます。