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dpreviewが、ソニー「α1」を通して8K撮影する意味・利点を解説

dpreviewが、ソニー「α1」8K→4Kサンプルフッテージを公開し、未圧縮バージョンがダウンロード可能となっています。「α1」の8K機能を通して、この時期に8K撮影を行う意味・利点も簡単に解説しています。

多くのシーンを8Kで撮影し編集時4Kにダウンサンプリングした映像の模様。元記事の下部から非圧縮データファイル(約1GB)がダウンロード可能となっています。使用カメラはもちろん「α1」で、レンズは「FE 16-35mm F2.8 GM」「FE 50mm F1.2 GM」を使用しているとのこと。ピクチャープロファイルはS-Gamut3.cine/S-Log3。10bit 4:2:0 XAVC HS キャプチャーモードで撮影しているそうです。ほとんどのシーンは、F8まで絞って撮影した事も明らかにしています。

加えて以下のように8Kで撮影する意味・利点を語っています。

8Kがまだ普及していない時期に8K撮影する意味・利点 ※全体的に少し意訳しています

  • まだ8Kディスプレイが普及しておらず快適な8K視聴環境が整っていない事を考えると、8Kは無用の長物に感じるかもしれない
  • しかし4K黎明期と同じようにあなたが撮影しようとしている解像度より高い解像度でフッテージを撮影出来る事は明確な価値がある
  • 今回撮影した映像を例に挙げると、(8Kで撮影し)ほとんどのシーンを4Kダウンサンプリング(オーバーサンプリング)している
  • これによる素の4Kで撮影するよりも高いレベルのディテールを得る事ができるはず
  • より高い解像度で撮影しておけば、8Kより少ない解像度で編集する場合クロップやパンする余地ができる

4Kが普及し始めた時と同じ事が言え、8K→4Kにする事によるダウンサンプリング効果と、8K撮影しておけば4KやフルHDでクロップやパンしても画質が下がらない利点がある事を語っています。

あとは個人的にデータ量だったり編集時(特に書き出し)の負荷が気になるところ。PCとテレビを含めた個人個人のモニタ環境や、各国のテレビ局の放送事情、ネットフリックスなどの映像配信事業による8Kネット配信環境など、8Kがどう市場に根付いていくのか注目です。