ソニー「FE 40mm F2.5 G」非の打ち所がなく使用する喜びがある標準単焦点レンズ
ePHOTOzineが、ソニー Eマウント フルサイズ対応 小型軽量標準単焦点レンズ「FE 40mm F2.5 G | SEL40F25G」レビューとサンプル画像を掲載しました。「FE 40mm F2.5 G」は、ハンドリングが良好で光学性能が高く使うのが楽しいレンズであると評価しています。
FE 40mm F2.5 Gの長所
- 全体的に均一で素晴らしいシャープネス
- 良く制御された色収差(CA)
- 控え目な周辺減光
- ほぼ完璧と言って良い直線 ※高いレベルに制御された歪曲
- 高速・静音・高精度AF
- 絞りリングはデクリック機能を搭載
- 卓越したフレア耐性
- 防塵防滴に配慮した設計
- 素晴らしいエルゴノミクス・デザイン
FE 40mm F2.5 Gの短所
- 距離目盛なし
- 被写界深度目盛りなし
4.5星を獲得し " かなりお勧めレンズ " に選出しています。「FE 40mm F2.5 G」は非の打ち所がないレンズで使用する喜びがある標準単焦点レンズであると選出理由を挙げています。※元記事は " 広角標準レンズ " と表現しています
評価
何て使うのが楽しいレンズだんだろうと第一声。エレガントなシンプルさがありながら素晴らしい性能を発揮し、少し一般的な焦点距離ではないものの使い勝手の良い焦点距離であると解説。特質すべき事は、中央部と周辺部のシャープネスが高く拮抗したレベルを実現しており、フレア耐性も高く一般的に使い易いレンズに仕上がっていると評価。
40mmという焦点距離は長年に渡り何度も試されてきた焦点距離で、35mmほど広角ではなく、50mmほど制限はないので人気のある選択肢であると解説し、標準レンズの枠組みに入るレンズで40mmは良い落しどころであると立ち位置を説明。
特にこのレンズはそれに相当するレンズであり「FE 40mm F2.5 G」はハンドリングが良好で性能が高く、かなりイケてるレンズで強くお勧めすると結論付けています。
MTFチャート
独自MTFチャートを掲載しており…
- 40mm 中央部 … F2.8~F16まで素晴らしく、F22でも非常に良好
- 40mm 周辺部 … F2.8~F11まで素晴らしく、F16~F22まで非常に良好
非の打ち所がない性能であると評価。実際に掲載されているMTFチャートを見てみると、同じF値の中央部と周辺部の差がほとんどなく中央部から周辺部まで均一した性能を発揮しているレンズに仕上がっている事が確認できます。F4~F5.6ぐらいでピークに達し、それ以降は絞るごとに徐々に落ちていく印象。あとF4~F8まで周辺部の方が性能が高く興味深く感じます。
色収差
色収差(CA)はカメラ内補正をオフにして測定しているとのこと。色収差は中央部・周辺部ともに良く制御されており、さらに補正が必要な場合はカメラ内補正やソフトウェアで補正可能とのこと。しかし画像自体が非常に綺麗でほとんどの被写体でカラーフリンジが発生する事はないと解説しています。
歪曲
歪曲は +0.05 糸巻型歪曲が存在するそうですが、この値はマクロレンズよりも低く直線的でほぼ完璧であると評価。
ボケ味
ボケ味は素晴らしく非常に心地良く滑らかなグラデーションを実現しているとのこと。
フレア耐性
フレア耐性は並外れた性能を実現しており、非常に厳しいシーンでもフレアのない綺麗な画像が撮影可能。レンズフードが付属していないので水滴や衝撃から保護する事ができないとマイナスポイントを指摘しています。
周辺減光
- F2.5 … -1.7
- F4.0 … -1.1
- F5.6 … -0.8
- F8.0 … -0.7
開放時 周辺減光が明らかに存在するが、F値を絞るとすぐに軽減し、ほとんどの被写体で邪魔にならないと判断しています。