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DXOMARKが、ソニー「α7IV」センサースコアを公開

DXOMARKが、ソニーのBeyond Basicカメラ「α7 IV | ILCE-7M4」センサースコアとレビューを公開しました。

SELP1635G

α7IV センサースコア

  • 総合スコア : 97ポイント
  • 色深度 : 25.4bits
  • ダイナミックレンジ : 14.7 Evs
  • ISO高感度耐性 : 3379 ISO

総合スコア
総合スコア " 97ポイント " は、中判カメラを含む総合スコアデータベース上で " 7位 " に位置するスコアとのこと。ちなみに「α1」は98ポイント、「α7IV」が99ポイントなので「α7IV」のセンサー総合スコアは遜色がない数値と言って良いのではないでしょうか。

  1. α7IV … 97ポイント
  2. α7III … 96ポイント
  3. Z6 … 95ポイント
  4. EOS R6 … 90ポイント

デジカメライフでは「Z 6」のセンサースコアもピックアップ。「Z 6II」ではなく「Z 6」をピックアップしたのはDXOMARKデータベース上「Z 6」の方が総合スコアが良いから。※元記事は「α7IV」「α7III」「EOS R6」3機種で比較しています。

「α7IV」と前機種「α7III」の総合スコアは1ポイント差。「Z 6」も近いスコアで95ポイント。「Z 7」搭載センサーは " ソニー : IMX309BQ " である事が分かっているので「Z 6」もスコア的にソニー製かもしれません。「EOS R6」は90ポイントで各項目のスコアを見る限り、色深度とダイナミックレンジに少し差がある模様。

色深度

  1. α7IV … 25.4 bits
  2. Z6 … 25.3 bits
  3. α7III … 25.1 bits
  4. EOS R6 … 24.2 bits

DXOMARKが掲載している色深度チャートを見てみると、「α7IV」の低感度域(ISO400付近まで)は、「α7III」をわずかに上回っている事が確認できます。DXOMARKは、全体的に色深度は大きな差はないと前置きしながら傾向を解説。DXOMARKは、色深度に関してほぼ全てのISO感度域で「EOS R6」よりも「α7IV」の方が優れていると判断。色深度チャートを見る限り高感度域はほぼ同等。低感度域で差が付いている事が伺えます。

ダイナミックレンジ

  1. α7IV … 14.7 Evs
  2. α7III … 14.7 Evs
  3. Z6 … 14.3 Evs
  4. EOS R6 … 14.3 Evs

スコア的に「α7IV」と「α7III」のダイナミックレンジ・スコアは同じ " 14.7 Evs " ですが、「α7IV」の方がISO低感度域のダイナミックレンジがわずかに向上しているとのこと。あと「α7III」はISO800付近で一度持ち持ち上がるに対して「α7IV」はISO400付近で持ち上がる事も指摘。

レビュー記事に掲載されているダイナミックレンジ・チャートを見てみると、ISO高感度域 (ISO6400以降)は「α7IV」「α7III」「EOS R6」はほぼ同等に。

ISO感度耐性

  1. α7III … 3722 ISO
  2. EOS R6 … 3394 ISO
  3. α7IV … 3379 ISO
  4. Z6 … 3299 ISO

「α7IV」と「α7III」はほぼ同じレスポンスで差はわずかに " -0.14EV " の違いであるとのこと。「α7IV」と「EOS R6」のISO感度耐性は事実上同じであると掲載しています。

結論・評価

「α7IV」が搭載している3300万画素 裏面照射型CMOSセンサーは、37.5%総ピクセル数が増加し、様々な静止画・動画機能の向上を踏まえると「α7IV」は非常にバランスが取れたハイブリッドカメラであり、あらゆるジャンルにおいて非常に魅力的な選択肢となり得ると結論付けています。

2400万画素裏面照射型 CMOSセンサーは「α7III」や他社の競合機の多くが搭載しており、この「α7IV」が搭載する " 3300万画素 裏面照射型タイプのセンサー " も今後 競合他社のモデルにも搭載されるだろうと見ています。