ソニー「E 15mm F1.4 G」静止画とVlog共に理想的な広角単焦点レンズ
ePHOTOzineが、ソニー Eマウント APS-C対応 広角単焦点レンズ「E 15mm F1.4 G | SEL15F14G」 レビューとサンプル画像を掲載しました。「E 15mm F1.4 G」は、充分に広角な焦点距離と明るいF値を実現しており、様々なシーンで役に立つと評価しています。
E 15mm F1.4 G の長所
- 卓越した中央部のシャープネス
- 中央部の色収差(CA)は低いレベルに制御している
- 素晴らしいフレア耐性
- 優れた使い勝手
- 防塵防滴仕様 ※防塵防滴に配慮した構造
- 控え目な周辺減光
- 歪曲はほぼ直線と言って良い
- 絞りリングクリック切り換えスイッチ
- 小型軽量
- 実質的な静かなAFと絞り
E 15mm F1.4 G の短所
- 一部の周辺部の色収差(CA)
4.5星を獲得し、かなりお勧めレンズに選出しています。「E 15mm F1.4 G」は、静止画とVlog共に理想的なレンズに仕上がっていると選出理由を挙げています。
評価・結論
すぐにしっくり馴染むレンズがあるが、この「E 15mm F1.4 G」はその1本にあたると第一声。このレンズは興味深く、充分に広角な焦点距離と明るいF値を実現しており、様々なシーンで役に立つと仕上がり具合を解説。
このレンズの最も重要な部分は絞りリングの絶妙な配置であり、エルゴノミクスが際立つレンズに仕上がっているとのこと。もちろん個々の写真家が、レンズを選ぶかどうかそれぞれのレンズの特長・機能を見い出す事であり、(レビュー記事で)購入前に製品に触れる事ができるのは何物にも代えがたいとコメントしています。
MTFチャート
- 15mm 中央部 … F1.4は素晴らしく、F2~F4まで卓越し、F5.6~F11まで素晴らしく、F16は非常に良好
- 15mm 周辺部 … F1.4は良好、F2~F11まで良好、F16はまずまず
掲載されているMTFチャートを見てみると、中央部と周辺部の差ははっきりしている感じですが、中央部のシャープネスが良好である事が伺えます。
色収差(CA)チャート
知り得る限りカメラ内補正をオフにした色収差チャートも掲載。実質的に中央部の色収差はゼロと言って良いレベルとのこと。周辺部は絞り込むとマックスで1.5px計測されるものの、フィールドで実際に撮影した場合は非常に厳しい被写体のみ影響を受ける模様。
個人的にカメラ内補正をオンにして測定した場合、周辺部の色収差がどのくらい軽減されるのか気になるところ。
歪曲
歪曲は-0.22%の樽型歪曲が存在するとのこと。これはカメラ内補正のアシストがある事は間違いなく、ほぼ直線で素晴らしい結果であると解説。
ボケ味
ボケは超広角レンズの得意とするところではないが、F1.4と明るいレンズだけにある程度被写界深度を浅くする事が可能で、心地良くリラックスしたボケ味とのこと。※少し意訳しました
フレア耐性
フレアに対してはおおむね良好であり、アーティファクトを発生させるには非常に厳しい光源がある特定のシーンに限られるので問題になる可能性は低いとのこと。※アーティファクト : レンズ設計的にゴーストやフレアなど人工的に発生してしまう光の現象といった感じでしょうか
周辺減光
周辺減光は存在し開放時から見受けられるが、絞っていくとすぐにかなり控え目なレベルに減少すると解説。