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ソニー 2022年秋の決算発表 デジタルカメラは増収増益

ソニーが、2022年度 第2四半期 (2022年7月~9月) 発表を行いました。ソニーのイメージングが属するエンタテインメント・テクノロジー&サービス分野 (ET&S分野) のQ2実績を見てみましょう。

ソニー決算

ET&S分野 実績 (売上高/営業利益) ※2022年7月~9月

売上高は、販売台数減少によるテレビ及びスマートフォンの減収があるものの、為替の影響及び販売台数増加によるデジタルカメラの増収により、7月時点の見通しを上回る見込みです。営業利益は、販売台数の減少によるテレビ及びスマートフォンの減収の影響があるものの、オペレーション費用の削減 や販売台数増加によるデジタルカメラの増収の影響により、7月時点の見通しから変更ありません。※決算短信より

当四半期においては、第1四半期での、上海ロックダウンなどによるサプライチェーンの混乱 からいち早く脱し、安定した供給を回復することで、デジタルカメラを中⼼に、売上、利益を回復することができました。※スピーチ原稿より

  • 2021年Q2 … 5,819億円 / 727億円
  • 2022年Q2 … 6,770億円 / 778億円

このところ円安が顕著で為替の影響と " 販売台数の増加によるデジタルカメラの増収 " により、前年同期比で売上高は951億円大幅増収となり、営業利益は前年同期比で51億円増収とのこと。

ET&S分野 通期見通し (売上高/営業利益) ※2022年4月~2023年3月

  • 2021年 … 23,392億円 / 2,129億円
  • 2022年 … 25,100億円 / 1,800億円

Q1時の見通しも売上高が660億円上方修正し通期見通しは25,100億円に。営業利益の通期見通しは据え置きとなっていますが、デジタルカメラは販売台数の増加により増収となっています。

スチルカメラとビデオカメラ 四半期別 売上高

カメラ
  • 2021年Q2 … 1,049億7,200万円
  • 2022年Q2 … 1,478億6,200万円

補足資料の方にスチルカメラとビデオカメラの四半期別の売上高が掲載されています。百万円(Millions of yen)単位表記となっており、一般的な表記にすると上記のようになります。今期のQ1/Q2両方とも前期Q1/Q2の売上高を上回っている事が確認できます。

ソニーは、春先あたりから注文受付停止していた製品群の注文受付が徐々に再開され、Q2(7月~9月)はその恩恵も受けているのではないでしょうか。ソニーは10月に「ZV-1F」を発表し、11月「α7RV」を発表。これから海外はホリデーシーズン、日本は年末年始商戦に突入するのでQ3(10月~12月)決算も期待できるのではないでしょうか。