ソニー「FE 16-35mm F2.8 GM II」初代レンズとスペックや外観を比較　デジカメライフ

ソニー「FE 16-35mm F2.8 GM II」初代レンズとスペックや外観を比較

2023.08.30

ソニー Eマウントフルサイズ対応大口径広角ズームレンズ「FE 16-35mm F2.8 GM II | SEL1635GM2」が発表されました。新レンズと初代「FE 16-35mm F2.8 GM」をスペックや外観そして価格帯を比較してみました。

サイズ(最大径x長さ)と質量

「FE 16-35mm F2.8 GM II」の特長の1つに初代レンズよりも小型軽量に仕上がっている事を挙げる事が出来ます。質量は20%軽量化を実現し、全長は10.1mm短く、最大径も0.7mm小さくなっている事が確認できます。

フィルター径

フィルター径は同じ82mmとなっているので、初代レンズから乗り換えを検討しているユーザーさんはレンズフィルターを引き継げる事に。

レンズ構成

特殊レンズ・ガラス

「FE 16-35mm F2.8 GM II」は小型軽量を実現しただけでなく、新たに光学設計を行い描画性能を上げてきました。新レンズは初代レンズ以上に特殊レンズ・ガラスをふんだんに採用している事が確認できます。

ちなみに両レンズの開放絞りはF2.8、最小絞りはF22、絞り羽根数は11枚にります。※円形絞り

MTFチャート

MTFチャートで両レンズを比べてみると光学設計が異なる事が伺えます。新レンズ「FE 16-35mm F2.8 GM II」の方が中央部から周辺部まで初代レンズより安定した曲線を描いている印象。特に周辺部の光学性能の向上が期待できるのではないでしょうか。

ちなみに10本/mm曲線が100に近いほどコントラスト特性が良好でヌケが良いレンズで、30本/mm曲線が100に近いほど解像度の高いレンズと言われています。

最短撮影距離

最大撮影倍率

「FE 16-35mm F2.8 GM II」の最短距離は22cmでさらに寄って撮れる仕様に。ちなみにワイド端/テレ端ともに最短距離が22cmの模様。広角レンズの接写は迫力でますよね。

駆動モーター

駆動モーターを " XDリニアモーター " を搭載する事により、AF速度が最大で2倍高速化しているとのこと。(※「α1」装着時) 実際の撮影時にどこまでAF速度の高速化を体感できるのか興味津々。動画撮影においても高精度でなめらかな高性能動画AFを実現している模様。

絞りリング

初代レンズでは採用していなかった絞りリングが「FE 16-35mm F2.8 GM II」には採用されており、2世代目となる大三元レンズはすべて絞りリングが採用しています。※ FE 24-70mm F2.8 GM II と FE 70-200mm F2.8 GM OSS II

価格帯

「FE 16-35mm F2.8 GM II」はオープン価格となっており、予約受付開始は9月6日なので現時点で実際の売り出し価格は分かっていません。ソニーのプレスリリースに市場推定価格が掲載されており350,000円前後とのこと。

初代レンズは希望小売価格が設定されており368,500円(税込)となっています。ちなみに2023年8月30日時点でのソニーストア価格は334,400円。

発売日

「FE 16-35mm F2.8 GM II」は、2023年9月22日発売予定となっています。ここ最近ソニーレンズの供給状況は安定しつつある印象ですが、購入の決めた方は予約しておくのが安心かもしれません。※予約受付開始は、2023年9月6日 AM10:00