タムロン ミラーレス用レンズ1本 デジタル一眼レフ用レンズ2本を開発発表
タムロンが、CP+2019 (2月28日~3月3日)に向けて「ミラーレス用レンズ1本」と「デジタル一眼レフ用レンズ2本」の開発発表を行いました。この3本のレンズの発売予定時期は2019年中頃、希望小売価格は現時点で未定となっています。
17-28mm F/2.8 Di III RXD (Model A046)
- ソニー Eマウント フルサイズ対応 大口径超広角ズームレンズ (大三元)
- フィルター径は67mm ※28-75mm F/2.8 Di III RXDと同じ
- フルサイズミラーレス一眼カメラとのバランスが良い小型軽量レンズ
- 中央から周辺部まで高い解像力とコントラストを実現
- ワイド端の最短撮影距離は、19cm
- ステッピングモーターユニット「RXD (Rapid eXtra-silent stepping Drive)」を搭載し高速かつ正確なAFを実現
- 動画撮影にも最適
タムロン 2本目となるFEレンズは望遠レンズの噂もありましたが、どうやら大三元レンズをまずラインアップしていく方向性のようです。ソニー純正GMレンズは、光学性能を追い求めレンズサイズ・質量がα7/α9シリーズ装着時にバランスが悪いと言われる事もあり、タムロンのFEレンズは焦点領域など少し抑える事により光学性能を落とす事無く、小型軽量化実現していくコンセプトに感じます。
大ヒット中の「28-75mm F/2.8 Di III RXD」に続きこのレンズもかなり注目を集めるのではないでしょうか。購入を検討しているα7/α9シリーズ ユーザーさんは、正式発表時に即予約を入れた方が良いかもしれません。
35-150mm F/2.8-4 Di VC OSD (Model A043)
- デジタル一眼レフ キヤノン用/ニコン用 ポートレートレンズ
- 中望遠85mmを中心に人物撮影最適とされる焦点距離を幅広くカバー
- 1本で気軽に使用できる軽量コンパクトレンズ
- 全ズーム域で最短撮影距離 45cmを実現
- 色収差をはじめとした諸収差を徹底的に抑制 ※特殊硝材LD (Low Dispersion: 異常低分散)レンズと非球面レンズを使用
- クリアでシャープな描写力を実現
- 高速制御システム「デュアルMPU」を搭載する事により、正確なAFと効果的な手ブレ補正を両立
タムロンは先日の決算発表で2019年はミラーレスレンズの比率を高めていく事を明らかにしていましたが、今回2本のデジタル一眼レフ用レンズの開発発表で今後貴重なレンズとなってくるかもしれません。テレ端が150mmまであり、イベント撮影においても痒い所に手が届くレンズかもしれません。
SP 35mm F/1.4 Di USD (Model F045)
- デジタル一眼レフ キヤノン用/ニコン用 タムロンの最高技術を結集した単焦点レンズ
- 「最高の1枚を撮るためのレンズを、写真を愛する人へ届けること」がコンセプトのSPレンズシリーズは今年で40周年
- 記念すべき年にタムロンの最高技術を結集し開発したのがこの「Model F045」
- これまでに培った光学技術のすべてを注ぎ込み、かつてない高解像度と美しく魅惑的なボケ味を実現
- 光学系を包む鏡筒は、写真を撮る人のために考え抜かれた操作性と耐久性を追及
- 信頼性に優れた高速・高精度AFや利便性を高める様々な機能を搭載
SPレンズシリーズの集大成的なレンズの模様。風景、ポートレート、スナップなど様々な被写体をプレスリリースで提案しているので、焦点距離的に使い勝手と光学性能のバランスが良さそうな予感。
ちなみに今回開発発表された「35-150mm F/2.8-4 Di VC OSD (Model A043)」と「SP 35mm F/1.4 Di USD (Model F045)」は、フルサイズミラーレス機 純正マウントアダプター使用時の完全互換を謳っているので、RFマウント/Zマウントユーザーさんも注目しているのではないでしょうか。※プレスリリースに「本レンズにフルサイズミラーレス一眼カメラの純正アダプターをご使用いただいた場合、従来の一眼レフカメラで使用出来る機能は問題なくご利用いただけます。」と明記。