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タムロン 2023年Q1決算発表 写真関連事業 前年同期比 売上高1.3%増 営業利益20%増

タムロンが、2023年12月期第1四半期決算 (2023年1月~3月実績) を発表しました。写真関連事業は、前年同期比で売上高は1.3%増、営業利益は20%増となっています。

当社グループ関連市場では、レンズ交換式カメラ市場は前年同期に比べて数量ベースでは10%減、金額ベース では10%増となりました。内訳としては、一眼レフカメラは数量ベースで約5割減、金額ベースでは約4割減と 大幅減となりましたが、ミラーレスカメラは、数量ベース、金額ベースとも約2割増となりました。交換レンズはカメラの減少に伴い、前年同期に比べて数量ベースでは約15%減とカメラの落ち込み以上の減少となりましたが、金額ベースでは高付加価値品への需要の継続により微増となりました。※2023年12月期 第1四半期決算短信(PDF)より

タムロンはカメラ市場の概況を掲載しており、一眼レフカメラは台数ベースでも金額ベースでも半減し、ミラーレスカメラは台数ベースと金額ベースで20%増になっている事を解説。

タムロン 写真関連事業 Q1 実績 ※2023年1月~3月実績

  • 売上高 … 96億1,500万円 (前年同期比 1.3%増)
  • 営業利益 … 26億6,600万円 (前年同期比 20%増)

自社ブランド製品は、2021年10月発売の大口径望遠ズームレンズ 35-150mm F/2-2.8 VXD (A058)、大 口径標準ズームレンズ28-75mm F/2.8 VXD G2 (A063)や、2022年発売機種では、9月に発売の超望遠ズ ームレンズ 50-400mm F/4.5-6.3 VC VXD (A067)、10月に発売の大口径標準ズームレンズ20-40mm F/2.8 VXD (A062)、7月発売の富士フイルムXマウント用大口径標準ズームレンズ 17-70mm F/2.8 V C RXD (B070)等が業績を牽引し、ミラーレスカメラ用交換レンズ販売が好調に推移し、3割超の大幅増収となりました。

OEMは、前年同期はカメラメーカーへの交換レンズの供給が好調に推移していたこともあり減収に留まりま した。 このような結果、写真関連事業の売上高は96億15百万円(前年同期比1.3%増)、営業利益は26億66百万円 (前年同期比20.0%増)と、売上高は微増収ながら、営業利益は約2割の増益となりました。※2023年12月期 第1四半期決算短信(PDF)より

ミラーレス用 交換レンズの販売が好調である事が伺えます。OEMレンズの方も好調のようで、実際にどの純正レンズがタムロンが関わっているのか気になるところ。某Zレンズに以外にも何かしら存在していそうな印象。

写真関連事業 地域別売上高 (2023年1月~3月)

地域別売上
  • 日本 … 14億3,400万円
  • 北米 … 14億1,200万円
  • 欧州 … 14億1,700万円
  • アジア … 49億7,700万円
  • その他 … 3億7,300万円

表の金額は " 百万円単位 " なので一般的な表記にしてみると上記のリストのような感じに。日本・北米・欧州市場の売上高が拮抗しており、日本市場が頑張っていそうな印象。あとアジア市場の売上高が突き抜けている事が分かります。